スーパーフォーミュラ SF19
スーパーフォーミュラは、2019年より新型車両『SF19』を導入することを発表した。

マシンの設計・製作は、現行の『SF14』に引き続きダラーラ アウトモビリ社が担当し、より高い安全基準に適応しつつ、スーパーフォーミュラ・シリーズの魅力を向上させるマシンを目指して開発を進めている。

■導入の背景
現行の『SF14』は、2018年シーズンでリリースから5年が経過する。現在F1をはじめフォーミュラマシンの安全基準が年々変化していることへの対応、さらに、より洗練された空力性能、そしてオーバーテイクをより可能とすることが求められている。これらに対処し、スーパーフォーミュラが世界に誇れるフォーミュラカーレースとしてのクオリティを保つため、新型車両の導入が必要と判断いたした。

■コンセプト
「Quick & Light」=SF14のコンセプトを継続し、より進化させていく。 俊敏で軽快なSF14の導入によって、シリーズの魅力が大きく向上したことを受け、『SF19』 は、その方向性をより追求したマシンとなる。さらに、スーパーフォーミュラにとって非常に重要な要素である「ドライバー同士の競い合い」をより際立たせるため、「他車との接近時のコントロール性」を空力の見直しによって改善し、シリーズとしての「エンターテイメント性」と「競技性」の両立を目指す。

■車両について
シャシー: ダラーラSF19 ※詳しい諸元は未定
エンジン: NRE(2Lターボエンジン/燃料流量制限/OTS搭載)
タイヤ: ヨコハマタイヤ製 13インチタイヤ

■今後の開発スケジュール
2018年6月 テスト車両完成
2018年7月 走行テスト開始
2018年10月 最終仕様の確定・量産開始
2019年1月 各チームへのデリバリー

SUPER FORMULASUPER FORMULA SF19全日本スーパーフォーミュラ SF19

最終戦鈴鹿のフリー走行後には記者会見が行われ、2019年から導入が予定されている次期車両『SF19』についての現状報告が行われた。

記者会見には日本レースプロモーション倉下明(代表取締役社長)、ダラーラ社CEOのアンドレア・ポントレモール、JRP技術顧問の白井裕が参加。

倉下明は新車について「ようやく一定の情報を伝える環境になった」とし、「2014年デビューのSF14は、すばらしい性能によってスーパーフォーミュラの魅力を増すことができた。改めてダラーラ社に感謝したい」と謝辞を述べた上で、SF14をベースに、スーパーフォーミュラのコンセプトでもある”Quick&Light”をさらに追求するためにもダラーラ社をパートナーとして作っていきたいと語った。

アンドレア・ポントレモールは「JRPと引き続き一緒に仕事ができることに感謝している」とし、「我々の経験を日本のレースに投入できることは嬉しいし、貢献できていることを誇りに思っているが、一方で学ぶこともたくさんあるので、これからもよりすばらしいクルマを作っていきたい」と笑顔で語った。また新車開発にあたっては、「これまでは空力だけだったが、これに加えデザイン性も重要なポイントになってくる」とコメント。「パフォーマンスと見た目の両方で素晴らしいクルマにしていく」とした。

また、白井裕は「開発にあたってはターゲットが必要で、そのひとつは速さ。個人的な希望としては(現行マシン比で)2秒くらい速くしたい」とリクエスト。また、倉下氏も「スーパーフォーミュラはスポーツ。ドライバーの実力とチームの総合力を問うものなので、将来的にもスポーツらしいレースとして胸を張ってやっていきたい」と期待を寄せた。

プレス陣からの質疑応答では、「FIAが2018年からコクピット保護システム“ハロ”をF1に導入することを明らかにしているが、SF19への対応は」という問いに対し、「導入できるよう準備はできている」と回答。さらに、テレメトリーデータなどの開示の可能性についての問いには、「電波状況の改善次第ではあるが、東京オリンピック開催を迎える2020年に合わせ、今後も検討を続ける」とした。

来年6月にはテスト車両が完成、7月には走行テスト開始予定。さらに10月に最終仕様が確定し、量産を開始する。そして各チームへのデリバリーは2019年1月の予定になるとのこと。次期車両のお披露目が待たれるところだ。

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カテゴリー: スーパーフォーミュラ