フランコ・コラピント 2025年のF1シートは“安泰”情報も来季は不透明
アルピーヌF1で未だ1ポイントも獲得できていないフランコ・コラピントだが、アルゼンチンのルノーCEOであるパブロ・シビラが同郷ドライバーの将来について詳細を語った。

「彼は今シーズン最後まで戦うことになる」と、シビラはアルゼンチンのメディア『LOVE/ST.』に語った。ジャック・ドゥーハンに代わって最低5戦に出場する契約の下、コラピントは少なくとも「シーズン終了までは」シートを保持する可能性が高いという。

参考までに、フラビオ・ブリアトーレは、2026年の新レギュレーションを見据えてアルピーヌが様々な選択肢を比較検討する必要性と意欲を示していた。ジャック・ドゥーハン、フランコ・コラピントに続き、セルジオ・ペレス、ミック・シューマッハ、バルテリ・ボッタス、さらにはポール・アロンといった名も候補に挙がっており、リストは拡大し続けている。

しかし、少なくともシビラにとっては、アルゼンチン人ルーキーに関しては疑問の余地はないようだ。「我々の最優先事項は、フランコがシーズンに集中することだ。シーズンが続いている限り、話し合いの余地はない」と断言した。

2025年は比較的安泰も、2026年のアルピーヌ残留は保証されず
22歳の若きドライバーにとってはある程度の安全圏が確保されているとはいえ、来季のアルピーヌのラインアップに残れる保証はない。2023年から在籍するピエール・ガスリーは2024年に「複数年契約」を結んでおり、少なくとも2026年の移行期まではチームに残留する見通しだ。

さらに、パブロ・シビラの支援があるとはいえ、コラピントは上層部からのプレッシャー、そしてグリッド復帰を狙う他のドライバーたちの存在に晒されている。例えば、メルセデスのリザーブドライバーを務めるバルテリ・ボッタスについては、トト・ヴォルフが交渉に応じていることを最近認めている。

シルバーストンでの欠場、ブリアトーレは厳しい姿勢
シルバーストンGPではマシントラブルによりスタートすらできなかったコラピントだが、チーム代表フラビオ・ブリアトーレの評価は容赦なかった。

「フランコは自分のミスを理解しており、改善しなければならないことも分かっている」と、シーズン後半戦を前に厳しい言葉を投げかけている。

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カテゴリー: F1 / フランコ・コラピント / アルピーヌF1チーム