ローラン・メキース レッドブル新代表としてF1メディアの「ライオンの巣窟」へ

メキースは、イギリスGP後に解任されたクリスチャン・ホーナーの後任としてレッドブルの新チーム代表に就任。今回のスパでのレースは、レッドブルのF1参戦以来、ホーナーがチームから不在となる初めてのグランプリとなる。
このため、メキースは週末を通してメディアからの強い注目と圧力にさらされるとみられており、特に日曜の決勝後に行われる公式記者会見では、その対応ぶりが問われることになる。なお、彼は前職のレーシングブルズではこのような役割を担っていなかった。
さらに、金曜日のFIA公式記者会見への出席や、F1放送局によるテレビインタビューなど、ホーナーが定例的にこなしていたメディア対応の機会にも登場する可能性がある。
元F1ドライバーであり現在は解説者を務めるジョリオン・パーマーは、ポッドキャスト番組『F1 Nation』の中で次のように語った。
「彼はいま、まさに“ライオンの巣窟”へと足を踏み入れようとしていると思う。とても苛烈な1週間になるはずだ」
「彼はチャンピオンチームに加わったばかりで、レーシングブルズ時代の経験とはまったく異なる環境だ。チームの運営方法も、求められる基準も違う。でも、レッドブルは依然として週末に強さを発揮できる要素を備えている」
「素晴らしいレース運営体制を持ち、劣勢でも実力以上の結果を引き出せるドライバーもいる。マックス・フェルスタッペンはプレッシャーに強く、スパではいつも速い。チームもスパでの経験が豊富だ」
「ローランにとって、トップチームでの最初の週末は、まさにF1の本当の姿を体感するものになる。個人的にも、メディアの圧力や注目、質問の嵐にさらされるのは全くの新体験になるだろう」
「しかも今週末はスプリント週末。すぐにオン・トラックの話題が出てくるし、レッドブルが好スタートを切ることを願うしかない。チームとしても彼を支える準備は整っているはずだ」
「ここ1年半でレッドブルは大きく揺れ動いた。主要な人材が次々に去り、チーム内部には『次に出ていくのは誰だ?』という空気がある。落ち着かない状況だった」
「でも、今こそチームが再結束し、ローランのもとで再スタートを切るチャンスなんだ」
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