F1界も追悼 オジー・オズボーンの伝説のグリッドウォークをブランドルが回顧

ブラック・サバスのフロントマンとして知られるオズボーンは、2025年7月23日(火)に76歳で死去。モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催された当時のグランプリに訪れ、UKの放送局ITVのリポーターを務めていたブランドルとの“事件”を残した。
ブランドルはその機会を逃すまいと、グリッド上でオズボーンにインタビューを試みた。冒頭は順調で、「オジー、英国のテレビです、お会いできて光栄です」と語りかけると、オズボーンも「こちらこそ」と応じた。
しかし、続く質問「シャロン(妻)に今週いいニュースがあったと聞いたけど?」に対して、オズボーンは“ラスプーチンのミュージカル”に関するよく分からない返答を口にした。困惑したブランドルは「今の答えに合う質問を考えてみるよ。犬たちは連れてきたの?」と機転を利かせたが、オズボーンは「いや、家でウン○してるよ!」と返してみせた。
このやりとりは生放送で何百万人にも届けられ、ブランドルは「彼があんなことを言うと分かっていたはずだ」として、後に放送局から注意を受けたという。
2022年にブランドルはこの出来事を振り返り、「彼はまあ…完全に意識があったとは言えなかったね。質問をしたら、すごく長くて意味不明な答えが返ってきた」と笑いながら語った。
「それで『その答えに合う質問を考えてみるよ。ところで犬たちは?』と聞いたら、『カーペットの上でク○してる』って言ったんだ。僕にとっては最高のインタビューだよ」と、数あるグリッドウォークの中でも“お気に入り”の瞬間だったと明かしている。
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