スペインGPでスーパーアグリのグリッドで談笑するフランツ・ヨーゼフ・ヴァイグル(写真右)
スーパーアグリの救済に名乗りをあげたヴァイグル・グループとはどのような企業なのだろうか。

ヴァイグル・グループ(Weigl Group)は、ドイツに本拠地をおく自動車産業企業。6ヶ所に8部門を置き、金属加工、特にトランスミッションやエンジンパーツの処理を専門とし、鋳造工場やプロトタイプ製造子会社を所有している。

F1との関わりは、2005年にミッドランド(現フォース・インディア)と3年間の技術パートナーシプを結び、ミッドランドのギアボックスの設計と製造を担当していた。

ヴァイグル・グループは、2輪のレースをしていたフランツ・ヨーゼフ・ヴァイグルが1970年に設立。バイク向けのパーツ製造からスタートし、自動車産業に進出した。ヴァイグル・グループの製品は、GM、ダイムラー、フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、ポルシェ、ボルボ、ジャガーなど、多くの自動車企業で使用されている。

ヴァイグル・グループは数ヶ月前からスーパーアグリに働きかけていたとされるが、ホンダは彼らの資金力を疑い、関与することに興味を示していなかったという。ヴァイグル・グループの年間売り上げは2億ドル(約207億円)。今回の契約では、約13億円の資金を提供するとされている。

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カテゴリー: F1 / スーパーアグリ