セルゲイ・シロトキン
ザウバーのテスト兼リザーブドライバーを務めるセルゲイ・シロトキンは、女性ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロの出現によってザウバーでの将来が陰りをみせているとの見方を否定した。

裕福な後援者をもつシモーナ・デ・シルベストロは、4月にフィオラノでF1テストを実施。今週末もスペインのバレンシア・サーキットで2012年マシンのザウバー C31で走行すると El Mundo Deportivo は報じている。

以前は、セルゲイ・シロトキンは、昨年末に報じられた“ロシアの救済契約”によってザウバーと密接な関係があるとされてきた。

しかし、それ以降、セルゲイ・シロトキンの関与は鳴りを潜めている。

実際、ザウバーの救世主は、セルゲイ・シロトキンの後援者ではなく、バーニー・エクレストンだったと報じられている。バーニー・エクレストンはザウバーの未払いになっていた債務を全て肩代わりしたという。

バーニー・エクレストンはその噂について「私にはそんなことできないし、してはない」と Blick に述べている。

セルゲイ・シロトキンは、現在はフォーミュラ・ルノー3.5のシートにより集中していると認める。

「自分の仕事やこのチャンピオンシップでのパフォーマンスを損なうようなものは何も優先していないとずっと言ってきた」とセルゲイ・シロトキンは Formula 1news.ru に述べた。

「静まっている印象を与えるかもしれないけど、実際にはチーム(ザウバー)とコンスタントに連絡をとっている」

「いくつかのステップはすでに蹴っていしているし、それ以外はザウバーが声明で発表するまで話すことはできない。いずれにせよ、僕はワールドシリーズに完全に取り組んでいるので、それについて話しても意味はない」

セルゲイ・シロトキンは、F1ロシアGP前に金曜フリー走行に出走することが2014年のプログラムの一部だと思われていたが、現時点で確定はしていないようだ。

「実際、ソチだけでなく、僕はフリー走行に参加しないと思われていた。それは未決の問題だ」

「もちろん、マーケティング面、国民全体の関心などにおいて、論理的なのはソチだけど、ソチや他の場所でそれが実現するかどうかはまだ言えない」

シモーナ・デ・シルベストロについてはどうだろう? セルゲイ・シロトキンの話題が静かになる一方で、シモーナ・デ・シルベストロは、活発にテストを実施しており、ザウバーのプライオリティが移ったとの印象を与える。

セルゲイ・シロトキンは「ザウバーには、ギド・ヴァン・デル・ガルデというサードドライバー、僕というテストパイロットがいるし、彼らがF1のレベルに到達するのを助けているドライバー(シルベストロ)がいる」

シモーナ・デ・シルベルトロのプロブラムについてセルゲイ・シロトキンは「僕の意見では、よりマーケティング策略の方が多いと思うし、それを恐れる必要はないと思う。次に何が起こるかみてみよう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / セルゲイ・シロトキン / ザウバーF1チーム