ザウバーF1チーム 今季ノーポイント継続でアウディとの「緊張」を認める
アウディは、22024年と2025年にザウバーF1の名称でレースに出場しているザウバーF1チームを引き継ぎ、2026年にグランプリデビューを果たす。
しかし、ベルギーグランプリまで、ザウバーはまだポイントを獲得しておらず、最高成績は開幕戦バーレーンGPでの周冠宇の11位となっている。
それ以来、最高成績は3回の13位フィニッシュで、チームは最後のポイント獲得チームとなる見込みだ。
予選や高速コーナーで弱さを露呈しているが、それは問題の解決に取り組んでいる最中であり、アウディはここ数週間のうちに大きな人事異動を行っている。
長年プロジェクトリーダーを務めてきたアンドレアス・ザイドルは退社し、元フェラーリチーム代表のマッティア・ビノットが後任となった。チーム代表のアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、ヒンウィルには緊張感が漂っていると認めた。
「2026年に向けて、今とこれからを比較するのは当然のことだ。なぜなら、アウディ・ファクトリーチームの基盤は現在のチームだからだ」と、アルンニ・ブラビはRacingNews365に語った。
「懸念はないが、もちろん、正しいステップを踏み、2024年シーズンに向けてポジティブな方向に変化し、舵を切る必要があるという緊張感はある。しかし、良いサポートと緊張感がある」
「アウディは、我々の体制を発展させるために必要な人材を任命するための投資を行うために、あらゆるツールを提供している」
「我々は、少なくとも1,000人規模のチームを抱える他のチームと比較すると、まだ600人ほどだ。これらのチームは我々の直接のライバルである」
「私はウィリアムズやアルピーヌについて話している。アストンマーティンなどの他のチームについては言うまでもない」
「懸念があるとは言いたくないが、我々は方向性を変え、結果を改善する必要があることは理解している」
「我々は皆で力を合わせて、より良いパフォーマンスを実現する」
アウディF1チームの構築
アルンニ・ブラビは、アウディの参戦前にチームがパフォーマンスの向上を示せれば、ドライバーだけでなく技術スタッフにとってもより魅力的なプロジェクトになると考えている。
2026年にアウディが参戦する前に、ニコ・ヒュルケンベルグは2025年にチームでレースすることを決めた。長期的な目標であるカルロス・サインツJr.は最終的にウィリアムズを選んだ。
周冠宇がチームを離れることは確実と思われるが、特にサインツのニュースと、ヒュルケンベルグの隣にもう1人の経験豊富なグランプリドライバーが必要であることを考えると、チームメイトのバルテリ・ボッタスの将来はより確実であるように思われる。
「私は常に、毎日の仕事が将来に影響を与えると確信しています」とブラビは語った。
「もちろん、結果を残し、チームのポジションを上げることが重要だ。上位に食い込めば、ドライバー市場やスタッフ採用計画、商業面にも影響を与えることができる」
「私を楽観的にさせているのは、アウディ・プロジェクトが非常に強力なコミュニティであるということだ。課題はわかっているが、競争力はある。あとは時間の問題だ」
「もちろん、今はまだ競争力のある状態にはほど遠い段階にあるが、舞台裏では体制を整えるために多くの作業を行っている」
「必要なのは、要素を結びつけることだ」
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