トト・ヴォルフ F1批判派に反論「マイアミGPに文句を言うなら隠れるべき」

2026年F1レギュレーションでは電動パワー比率の増加によって“ヨーヨーレース”とも呼ばれる新たなレース展開が生まれており、マックス・フェルスタッペンら一部ドライバーは「マリオカートのようだ」と不満を表明していた。
“文句を言うなら隠れるべき”とヴォルフ
トト・ヴォルフはレース後、2026年型F1への批判論に真正面から反論した。
「もし今日のレースに文句を言う人が1人でもいるなら、正直言って隠れるべきだと思う」
「もちろん、このコースはエネルギー依存が比較的少なくて走りやすい側面はある。良いゲームもあれば悪いゲームもある。でも今日は素晴らしかった。F1にとって最高の広告だったと思う」
2026年型F1マシンは、電動エネルギーの使用比率拡大によって従来とは異なるバトル展開を生んでいる。
一方で、急激な速度差や“スーパークリッピング”と呼ばれるエネルギー切れ現象への批判も強く、FIAとF1はマイアミGP前に小規模なレギュレーション修正を実施していた。
2027年に向けたさらなる変更も議論
現在、パドック内部では2027年F1レギュレーションに向けて、現行の“50対50”に近いハイブリッド比率を見直す議論も進んでいる。
内燃エンジン寄りの「60対40」あるいは「70対30」への変更案が有力視されており、ヴォルフも中長期的な修正には前向きな姿勢を示した。
「短期間でエンジン規則を変えろと言う人は、F1の評価の仕方を考え直した方がいい」
「今日はスペクタクルなレースだった。首位争いも、中団争いもあった。本当に素晴らしかった」
「中期的に調整して最適化できるか? もちろん可能だ。我々はショーをさらに良くすることに反対ではない」
“SMモード強化”にも言及
ヴォルフは特にストレート性能向上の必要性を強調し、“SMモード”と呼ばれるストレート専用エネルギーモードの強化にも触れた。
「SMモードでは、もっと大きなストレートスピードが必要だと思う。我々はもっと大胆になる必要がある」
「中期的な変更には反対していない。ICE(内燃エンジン)からもう少しパフォーマンスを引き出せるなら、それも素晴らしい」
「ただし、それをやるなら十分な準備期間を与えてほしい。実際に開発できる時間が必要だからだ」
マイアミGPではアントネッリが今季3連勝を達成し、メルセデスはコンストラクターズランキング首位を維持。2026年F1マシンへの評価を巡る議論は続いているが、少なくともマイアミでの激しいレース展開は、F1側にとって大きな追い風となった。
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