ザウバー C31
ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは、2012年マシン「ザウバー C31」は今季マシンの“進化型”になると述べた。

今年ザウバーは、トロ・ロッソの猛追を凌ぎ、コストラクターズ選手権7位でシーズンを終えた。

シーズン前半は6位に位置していたザウバーだが、後半はフォース・インディアが戦闘力をあげ、6位の座を奪われた。

チーム代表のペーター・ザウバーは、シーズン後半にザウバーの競争力が低下したのは、FIAが一旦禁止とした“オフスロットル・ブローイング”を再び許可するよう規則を変更したせいだと Blick のコラムにで主張した。

「(7位という結果は)喜ばしいことだが、我々はもっと上を狙っていたことを忘れたわけではない。シーズン中盤、我々は6位に位置していたが、すぐにフォース・インディアに前に出られてしまった」

FIAは、カナダGPの週末にオフスロットル時のブロウンディフューザーを禁止するように通知し、イギリスGPから実施。しかし、全チームが規則変更の取りやめに合意したため、FIAはドイツGPからオフスロットル・ブローイングを再び許可することに決めた。

「理由はブロウン・ディフューザー、いわゆる“オフスロットル・ブローイング”だ」

「FIAが禁止を発表した後、我々はその開発をストップした。しかし、それは結果的に間違いだった。FIAはこのテクノロジーを再び許可した」

「それにより、我々はシーズン後半に圧倒的に不利になった。彼らはこのシステムを最適化して、1周あたり1秒以上のアドバンテージを成し遂げた」

しかし、2012年はこのブロウン・ディフューザーが禁止となる。そのため、2012年マシンC31は、ブロウン・ディフューザーなしで熟成させていった今季マシンの進化型になるとペーター・ザウバーは述べた。

「それ以外は(来季は)大きな規則変更はない。したがって、我々の(2012年マシン)C31は、多数の変更は施されるが、革新的というよりは目標に沿った進化型になる」

関連:
ザウバー、C31を発表 - 2012年2月6日
ザウバー C31 - 主要諸元表

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム