小林可夢偉  ザウバー F1マレーシアGP 予選
ザウバーは、F1マレーシアGP予選で、小林可夢偉が10番手、セルジオ・ペレスが16番手だった。

小林可夢偉 (10番手)
「今日の予選結果にはとても満足しています。今回は前回のメルボルンと違って新品のオプションタイヤを残していたので、もちろん最後のアタックであと少しでもタイムを上げられたらと思っていました。ただ、今日はこれ以上クルマから引き出せるものはなかったと思います」

「とにかくチームが素晴らしい仕事をして昨日あったいくつかの問題を改善してくれました。夜の間にいくつかのものを発見して、今朝のフリー走行ではまだちょっと苦労していましたが、ただ何をやればいいのかは分かっていました。去年もここセパンでF1キャリアで初めてQ3に進出しました。明日のレースは、特にこの暑いなかのタイヤのデグラデーションなどもあり、とても面白いものになると思います。明日の決勝はもちろん入賞してポイント獲得を狙っています」

セルジオ・ペレス (16番手)
「最後のラップが正しくできれば、僕たちにはQ3のポテンシャがあったので少しがっかりしている。Q2の2回目の走行のアウトラップでトラフィックに捕まってしまった。計時ラップのセクター1とセクター2は順調だったけど、セクター3でフロントのグリップがなくなって、マシンはアンダーステアが多くなった。まだポイントを目指しているし、もちろん、僕のスタート位置からでは簡単ではないけど、今は良いレース戦略を得られることを期待している。厳しいレースになるだろうけど、チャレンジを楽しみにしている」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「昨日、クルマのバランスがなかなか決まらなかったことをふまえて、2台ともいくつか手を加えて今日のフリー走行3回目に挑んだ。昨日の課題はソフトタイヤをうまく使えなかったことだが、今日は改善されて、ドライバーふたりともソフトタイヤでのバランスに満足だった。予選第1セッションは1回のアタックしかしていないがそれで充分だった。第2セッションでは可夢偉は中古と新品のソフトタイヤを履き、セルジオは新品のソフトタイヤを2セット使った。セルジオは実力相応のラップタイムが出せそうだったが、最後のセクターでコンマ3〜4秒を失ってしまったのが残念だった。本来ならもっとトップ10に近いところで終えたはずだ。ただ、彼が素晴らしいレースドライバーであることは分かっている、しここから挽回してくれるはずだ。可夢偉は素晴らしいラップを決めて第3セッションに進んでくれた。第3セッションでは1回のアタックだけだったが、新品タイヤでの1アタックのみというものはいつもリスクをともなうものだ。もしかすると後ほんの少し上位につけたかもしれないが、それほど大きく変わることはかっただろう。ともかく可夢偉にとってまたしても素晴らしい予選セッションとなったので、チームとして不満はない」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1マレーシアGP