AJフォイト
AJフォイト・レーシングのチームオーナーであるAJフォイトが、佐藤琢磨のインディカー初優勝を祝福した。

佐藤琢磨は、ロングビーチでIZODインディカー・シリーズで優勝した最初の日本人ドライバーとなった。これでAJフォイト・レーシングは、2002年のケンタッキー・スピードウェイでブラジル人ドライバーのエアトン・デアが僅差でサム・ホーニッシュJr.を下してから続いてきた“無勝記録”にピリオドを打つこととなった。

チームオーナーのAJフォイトは、慢性の腰痛に悩まされており、今週ヒューストンで手術を受ける予定のため、レースはヒューストンの自宅でテレビ観戦した。

AJフォイト (チームオーナー)
「チームが最高の仕事をし、琢磨が信じられないほど素晴らしいドライビングをしてくれたことを心から喜んでいます。ラリー(チーム監督)も立派でした。ドン、それにすべてのスタッフが最高の働きをしてくれました。ABCは、私たちのチームを長年にわたってサポートしてくれましたが、とうとうABCのマシーンをウィナーズサークルに導くことができました。私自身、何度もビクトリーレーンに立ったことがあるので、それがどんな気分かよくわかります。彼らがそこに立てたことを心から喜んでいます。勝利の場に皆と一緒にいられなくて残念ですが、私なしでも勝てることが証明されたのは本当に喜ばしいことです。そして次は私が一緒にいる時に勝ってもらわなければいけませんね。なにしろインディ500では現場にいる予定ですので」

ラリー・フォイト (チーム監督)
「今日は琢磨がいとも簡単に勝ったように見えましたが、私はとてもナーバスな気持ちでレースの行方を見守っていました。しかし琢磨のレース運びは完璧でした。これほど完璧にレースを戦ったドライバーを、私はいままで見たことがありません。クルマも申し分なく、エンジニアたち(チーフエンジニア:ドン・ホリデイ、パフォーマンスエンジニア:ラウル・プラドス)は最高のセットアップを施し、ABCクルーは目を見張るような速さでピット作業をこなしてくれました。それらが今日はひとつにまとまりました。私たちには一発の速さがありましたが、その一方で、すべての要素をひとつにまとめなければいけないことも承知していました。トップを走り続ける我々のマシーンは最高でした」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー