2026年F1ベルギーGP決勝:全22人のドライバーコメント
2026年のF1ベルギーGP決勝後の全ドライバーのコメント。7月19日(日)、スパ・フランコルシャンで2026年FIA F1世界選手権第10戦ベルギーグランプリの決勝レースが行われた。

優勝はメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が終盤まで勝利を争ったものの、アントネッリが逆転して今季6勝目を挙げた。一方、ジョージ・ラッセルはオープニングラップの接触でリタイアを喫し、メルセデスは明暗が分かれる結果となった。

1位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「ここ数戦は難しい週末が続いていたので、再び表彰台の頂点に立てて良かった。簡単な勝利ではなく、本当に厳しい戦いだった。スタートからオー・ルージュまでの区間で首位を失ったが、オープニングラップで取り返した。その後はレースをコントロールできていると思っていたが、ルクレールがバーチャルセーフティカー中にピットインしたことで再び首位を失った。それでも落ち着いてギャップを少しずつ縮めた。彼は本当に速く、オーバーテイクした後もオーバーテイクモードを解除するのに苦労したが、最終的にはそれができて勝利を持ち帰ることができた。今日も複数のチームが非常に競争力を見せていた。僕たちは引き続き懸命に取り組み、結果を出し、ポイントを積み重ねなければならない。シーズン終了まで長い戦いになる。一戦一戦に集中して、そのたびにベストを尽くしていく」

2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「最後まで優勝できると信じていた。スタートは良く、力強いエネルギーデプロイメントでジョージ(ラッセル)とマックス(フェルスタッペン)をオー・ルージュで抜くことができた。バーチャルセーフティカーのおかげで優勝争いに加わることができ、終盤まで首位を守りながら戦えたのは本当に楽しかった。多少の運にも助けられたが、それでも良いレースだった。全体的にペースは良く、スパ・フランコルシャンのようなコースでこれほど競争力があるとは思っていなかった。現地とマラネロで懸命に働き続けてくれた全員に感謝したい」

3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「とても良いレースだったし、これからもこういう週末を増やしていければいいと思う。ターン1からターン2まででエネルギーを使い過ぎてしまい、バッテリー残量を見た時点で厳しい展開になると分かっていた。その後はVSCにも少し運がなかった。それが戦略や2位争いに影響した。ミディアムタイヤはかなり良かったが、ハードタイヤではグリップに苦しみ、バランス面でも制約があったので、なぜ予想以上に難しかったのか分析する必要がある。それでもマシンは良いウインドウに入っていたし、週末全体には満足している。表彰台に立てたこともうれしい。総合的には良い結果で、とても堅実な週末だった」

4位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「チームは今日、戦略面でもレース運営でも素晴らしい仕事をしてくれたし、メカニックたちも週末を通して、ピットストップを含めて素晴らしかった。マシンのダメージや5秒ペナルティ、昨日から続いたさまざまな出来事を考えれば、ポイントを持ち帰れたことに感謝している。自分にとって決してスムーズな週末ではなかったが、これからも積み重ねを続け、より良い週末を作れるよう努力していく」

5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日は特に第1スティントで良いペースがあり、表彰台も十分狙えた。それはポジティブな点だ。ただ、僕たちにとって簡単なレースではなかった。シャルル・ルクレールとの接触で受けたダメージによって、1周あたり数十分の1秒ずつ失っていた。そのスティントの残りは苦しい戦いになり、第2スティントでは多少補えたものの、本来より難しいレースになってしまった。僕たちはもう少しパフォーマンスを高める必要がある。現状ではライバルより一歩遅れていて、それは簡単な状況ではない。次に向けて新しいアップデートを投入する予定なので、それがギャップを縮め、より安定して戦える助けになることを期待している。ハンガリーでどうなるか見てみよう」

6位:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
「今日の展開にはとても満足している。スパに到着した時から明確なプランがあり、レースで最大限の結果を引き出すことに全力を注ぐことができた。そして、その通りに実行できた。21番グリッドから6位まで上がるのは簡単ではないが、戦略は完璧で、マシンのペースも非常に良かったので、チーム全体の成果だ。セーフティカーでは早めにピットインして後半の選択肢を広げ、それが完璧に機能した。その判断を下したチームを称えたい。集団の中を走り抜けるのはいつも楽しいし、十分なペースがあったので、終盤にランドが近づいてきてもギャップを維持できた。昨日の目標はポイント圏に戻ることだったが、それ以上の結果を持ち帰ることができ、満足している」

7位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日は複雑な気持ちだ。今週末はマシンのフィーリングが非常に良く、ペースも表彰台を争えるだけ十分にあったと思う。バランスにはとても自信があり、マシンがどう動くかも完全に把握できていた。それは今後に向けて非常に大きな収穫だ。ただ、結果については少し残念だった。今日は僕たちを苦しめる要素がすべて起きてしまった。VSCのタイミングはライバルに有利に働き、ピットストップでは技術的な問題による遅れで大きなタイムを失い、それが最終的にはポジションとポイントに直結した。良い結果を出せるだけのペースがありながら、こうした要因で阻まれるのは本当に悔しい。何が起きたのかを分析し、学びを得てハンガリーに臨みたい」

8位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「今日の結果には本当に満足している。今週末に持っていた力をすべて引き出せたと思うし、それはチーム全員の素晴らしい努力のおかげだ。ヒンウィル、ビスター、ノイブルクの各拠点から来てくれたチームメンバーの前でこの結果を残せたことは特別な意味がある。ここまで懸命に努力してくれた皆と、この瞬間を共有できて本当にうれしい。2戦連続でポイントを獲得できたことはチーム全員にとって大きな励みだ。トップ10で戦い続けられる位置にいることを実感できるのは素晴らしいし、それこそが僕たちのいるべき場所だ。さらに結果を積み重ねられるよう努力を続ける。まずは来週のブダペストで、シーズン前半を良い形で締めくくりたい」

9位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「今日ポイントを持ち帰れたのは、ベルギーでの週末を締めくくる素晴らしい結果だ。序盤から力強いペースを見せられていたし、レースは本当に楽しかった。ガビ(ボルトレト)とはレースを通してお互いを強くプッシュし合っていた。今日は8位で終えられる可能性があったと思うが、ガビとアウディはバーチャルセーフティカーをうまく活用した。週末ごとにマシンへの理解が深まり、乗りやすくなっている。チーム全体でも協力しながら互いを理解し、マシンを開発し続けている。その努力が結果につながっているのを見るのは素晴らしいことだ。来週のハンガリーには自信を持って向かえる。コーナーが多くストレートが少ないサーキットは好きなので、カレンダーの中でもお気に入りのコースで走るのを楽しみにしている」

10位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「ベルギーで10位に入り、1ポイントを獲得できてうれしい。長くて波乱の多いレースだったが、アクションも多く、とても楽しかった。僕たちにとって良いレースだったし、スタートでポジションを上げたことでポイント争いに加わることができた。10位を決めたダブルオーバーテイクは本当に楽しめた。良い加速とトウを使って、リアム(ローソン)のイン側に飛び込み、そのままピエールの前にも出ることができた。僕たちは自分たちの戦う位置も、ペースが足りない部分も分かっている。最近の数戦よりは確実に競争力があった。今後さらに前進できると思うが、今日は持っている力を最大限に引き出せたことが何よりだ。次はこことはまったく性格の異なるブダペストだ」

ベルギーGP

11位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「僕にとってはポイント圏外で終わる悔しいレースだった。なぜか序盤のペースが十分ではなく、オープニングラップでポジションを落としてしまった。その後は複数のチームやマシンとのポイント争いの中で順位を取り戻そうとした。レーシングブルズの前に出るためアンダーカットを狙ったが、ピットストップがやや遅く、アウトラップでも渋滞にはまってしまい、そのチャンスを逃した。あの場面で前に出てトラックポジションを確保できていれば、レース展開は変わっていたかもしれないので、チームとしても自分自身としても見直すべき点がある。その後は周回ごとにエネルギーデプロイメントの駆け引きやケメルストレートでのオーバーテイクが続いた。今日はうまくいかなかったが、もっと大きな問題は僕たちの速さが足りないことだ。ガブリエル(ボルトレト)とアービッド(リンドブラッド)には届かなかったし、それはここ数戦続いている傾向なので、早急に改善しなければならない。数日間リフレッシュした後は、夏休み前最後のレースとなるブダペストに集中する」

12位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日は決して楽なレースではなかった。スタートは非常に良く、おそらく今季ベストだったが、残念ながらレースを通して十分なペースがなかった。週末の序盤は悪くない位置にいたものの、他チームがレース中にパフォーマンスを向上させたのに対し、僕たちは同じような進歩ができなかった。状況を改善するためにいくつか異なるモードも試したが、期待していた効果は得られなかった。それでも前向きな点はある。マシン開発という面では今回も励みになる週末だったし、来週はいよいよ自分のマシンにもフルアップグレードが投入される。ハンガリーはスパとはまったく異なるサーキットなので、再びポイント争いに加われることを期待している」

13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「今日は中団で激しいバトルが続いたが、後方からのスタートに加え、スタートでもいくつか順位を落としてしまい、レースをさらに難しくしてしまった。そこから挽回するのは簡単ではなかった。励みになるのはレースペース自体には競争力があり、終始その集団で戦えたことだ。バーチャルセーフティカーで数秒稼げたが、あと少し長く続いていれば理想的だった。その代わりにピエール(ガスリー)とリアム(ローソン)のすぐ後ろでコースに戻ることになり、その争いに巻き込まれた。僕たちはストレートスピードが不足していたので、それ以上順位を上げることは難しかった。それでもペース自体は僕たちの基準ではかなり良かったので、そこは収穫だ。ガブリエルがポイントを獲得してくれたのは素晴らしいし、チームにとって当然の結果だった。ブダペストでは僕の側でもクリーンな週末をまとめ、もっと上位を争えるようにしたい」

14位:オリバー・ベアマン(ハース)
「残念ながら接触の前に4速に入ったままになってしまい、大きくタイムを失った。接触ではパンクも喫してしまい、本当に不運だった。何が起きたのか正確には分からないが、マシンはかなり速かっただけに正直言って悔しい。今週末はアウディ勢にかなり近づくことができたし、それは前進だったと思う。一番の収穫はマシンのフィーリングが良くなり、運転がずっと楽しくなったことだ。バランスが自然になり、限界まで攻めやすくなったことでミスも減らせる。パフォーマンス面ではとてもクリーンな週末だったし、レースペースも安定していた。それは良い材料なので、次戦に向けて切り替えたい」

15位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日は悔しい一日だった。スタートは良く、中団についていけると思ったが、ペースがどんどん落ちてしまった。週末を通して非常にクリーンに進められ、予選まではもっと良いペースがあったが、そこで行ったセットアップ変更が今日のレースペースに影響し、とても遅いマシンになってしまった。他チームの進歩が僕たちよりずっと速いことは分かっているし、バクーで予定しているアップグレードでもその差を完全には埋められないだろう。それでも可能な限りパフォーマンスを引き出していく」

16位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「今日は前半と後半でまったく違うレースだった。ESME交換によるペナルティで19番グリッドからスタートし、さらに1周目にはターン1で集団になった際にフロントウイングを損傷してしまった。ウイング交換でさらに時間を失ったが、新しいウイングに交換してからはマシンの状態がかなり良くなり、レース終盤まで良いペースでライバルをオーバーテイクしながら前との差も縮めることができた。最終的にはマシンの力を最大限に引き出せたと思う。中団との差が広がっていることも、今後のアップグレードだけでは埋まらないことも分かっているが、今後に向けて良い学びを得られた。次はハンガリーだ」

17位:エステバン・オコン(ハース)
「1周目は僕もオリーも場所とタイミングが悪かっただけで、できることはほとんどなかった。3台並びになり、オリーに何らかのトラブルがあったので全員が避けようとしていた。僕はニコのイン側に入り、彼を先に行かせた後もイン側にいたところで接触した。不運だったが、お互いのレースを決定的に台無しにしたわけではない。それよりもペース不足に苦しみ、僕の側ではストレートスピードが足りず、リアグリップも不足していて、とにかく速くなかった。ブダペストではもっと良い仕事をしなければならないし、シルバーストンやシーズン序盤の日本GPのようなマシンを取り戻せることを願っている」

18位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「僕たちにとってはまた厳しいレースだったが、1台を完走させることができ、貴重なデータを得られた。信頼性やタイヤのデグラデーションなど、まだ改善すべき点は多いが、チーム全員が前進のために全力を尽くしている。努力を続けるしかない。結果が出た時には、それだけ価値のあるものになるはずだ。ハンガリーは僕たちに少し合うことを期待しているし、予選ですべてをうまくまとめられれば、何が起こるか分からない」

19位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日も僕たちなりにベストを尽くしたが、今週末の限界は分かっていた。チームにとって貴重なデータを集めることができたし、今はブダペストに集中している。来週投入する新しいパッケージについては、すべてのフリー走行を最大限に活用し、できる限り多くのことを学ばなければならない」

DNF:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「残念な形でレースを終えることになった。リアのインボードサスペンションが壊れたため、マシンをリタイアさせるしかなかった。原因はまだ調査中だ。今週末はストレートスピード不足にかなり苦しみ、決勝でも数十分の2秒ほど足りず、エステバン(オコン)のハースと長く戦うことができなかった。ハンガリーまでには改善できることを願っている。次はもっと強くなって戻ってきたい」

DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日のペースはほぼ予想通りだった。このコースが僕たちにとって厳しいことは最初から分かっていたし、レースもその通り厳しいものになった。終盤にはギアボックスに異変を感じ始めたので、調査のためにリタイアすることにした。ハンガリーではもう少し競争力を発揮し、より良い週末にしたい」

DNF:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「また厳しい週末となり、今回もノーポイントでスパを去ることになってしまい、とても悔しい。最近こうした週末が多すぎるが、もう一度気持ちを切り替えて、ブダペストで何ができるか挑戦したい。夏休み前の最後のレースを良い形で終え、前向きな気持ちで休みに入りたい。オープニングラップで発生したブーストの問題は、週末を通して解決に取り組んできたものとは別の不具合だった。スタートは良く、首位争いができる位置につけていたが、ターン5までの加速では期待したスピードが出なかった。その結果、後続に次々と抜かれ、その後ルイス(ハミルトン)との接触が起きた。チーム全体で信頼性向上に全力を注いでいる。この問題によって今季はあまりにも多くのポイントを失っていることは分かっているし、ブラックリーとブリックスワースの全員が改善に向けて懸命に取り組んでいる。誰にとってもフラストレーションの溜まる状況だが、必ず改善できると信じている」

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カテゴリー: F1 / F1ベルギーGP / F1ドライバー