佐藤琢磨
佐藤琢磨は19日(日)、予選が行われていない時間を利用し、決勝に向けたマシンセッティングを行った。

単独走行の予選とは対照的に、決勝レースは他車の作り出す乱気流の中を高速で走る戦いとなるため、マシンセッティングは違ったものが求められる。

前日の予選で18番手となった佐藤琢磨はライバルたちと接近した状態で周回を重ね、ポジションを入れ替えながら107周を走り、サスペンションやウイングの調整を行い、決勝への準備を整えた。

「インディ500前半の最終日としてはとてもいい1日でした。この7日間、メカニックたちは懸命に働いてくれましたし、チームもいい仕事をしてくれました。昨日の予選結果には少しがっかりしていますが、僕たちはレースセッティングを行う今日の作業に集中し、決勝を戦ううえで必要な混雑した状況でもたくさん走行することができました」と佐藤琢磨はコメント。

「この数日間で、単独走行しているときのマシンの状況は改善されましたが、それ以外にも改善が必要なエリアが見つかったので、さらに進化することができました。トラフィックのなかを走っていると、単独走行ではわからないことが見えてきます。今日も改善を図りましたが、徐々によくなっているものの、まだ完全に目標に到達したわけではありません」

「今日はたくさんの走行ができて本当によかったと思います。これからの数日間、僕はメディア・イベントなどに参加するので、データ解析はエンジニアたちに任せることになります。できれば、カーブデイまでにすべてが明らかになり、レースに向けてさらにマシンが改善されることを期待しています」

インディ500は、25日(土)にレース直前唯一の走行の機会となるカーブデイのプラクティスが行われ、26日(日)に決勝が開催される。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー