佐藤琢磨 2024年インディ500に挑むマシンを披露 日本企業がサポート
佐藤琢磨は、2024年に3度目の優勝をかけてインディア500に挑戦するマシンをお披露目。複数の日本企業がサポートする。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は、今年の第108回インディアナポリス500に挑戦する佐藤琢磨を支援するため、パナソニック オートモーティブ(パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社)、ニテラ(Niterraグループ日本特殊陶業株式会社)、デロイト トーマツ (デロイト トーマツ コンサルティングが合同会社)、NAC(株式会社ナック)など、彼を長年サポートしてきた日本企業がスポンサーとなることを発表した。

佐藤琢磨が今シーズン操る75号車のメインスポンサーを工作機械のグローバルリーダーでシートメタル産業のサプライヤーでもあるアマダ・アメリカが務めることは、今年2月に佐藤琢磨のチームへの復帰を発表した際にお知らせしたとおり。

佐藤琢磨
「第108回インディ500への挑戦を、素晴らしい日本企業にサポートしていただくことが決まりとても嬉しく思っています。パナソニック・オートモーティブ、ニテラ、デロイト トーマツ、NAC、ホンダ、HRC、そしてインディカー・シリーズへの参戦を長年にわたって応援してくださっている全ての関係者の皆様に、心からお礼を申し上げます。今年、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからの参戦を、アマダという伝統ある企業にサポートしていただくことにも感謝申し上げます。こうしたたくさんの企業のロゴを掲げたマシンの仕上がりと見栄えは素晴らしく、デザインがどこか懐かしいテイストで表現できたことも誇りに思います。自分にとってはこの上なく幸せなことで、ファンの皆さんにも楽しんでいただけることを願っています。いまからスタートが待ち切れません」


佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング
佐藤琢磨は2012年ならびに2018年から2021年までRLLとともにNTTインディカー・シリーズを戦った。これまでに挙げた通算6勝のキャリアウィンのうち、4勝はRLLで勝ち取ったもの。これには、佐藤琢磨にとってインディ2勝目となる2020年の栄冠も含まれている。2023年はチップ・ガナッシ・レーシングからオーバル・レースに出場した佐藤琢磨は、今季、古巣のRLLに戻り通算15回目となるインディ500に挑戦する。

佐藤琢磨は、2010年にインディカー・シリーズにデビューし、これまでに220レースに参戦してきた。これは現役ドライバーのなかで6番目に多く、全参戦ドライバーのなかで22番目に多い記録。キャリアのハイライトとしては、インディアナポリスでの2017年と2020年の優勝、2013年トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ、2018年ポートランド・グランプリ、2019年ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマ、ボマリト500アットWWTレースウェイでの栄冠などが挙げられる。また、表彰台は14回中10回、ポールポジションは10回中3回がRLLとともに獲得したもの。インディカー・シリーズに参戦する前、佐藤琢磨は2002年から2008年まで90レースのF1グランプリに参戦。インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された2004年のアメリカGPで3位に入ったことが、佐藤琢磨のF1での最高位となった。

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー