ダニエル・リカルド 「マクラーレンF1時代の苦い過去は振り払った」
ダニエル・リカルドは、スクーデリア・アルファタウリへの移籍後、マクラーレンでの苦い過去を振り払ったと自信を見せている。

マクラーレンとの3シーズン契約を2年で打ち切られたリカルドは、今年ルーキーシーズンをわずか10戦で終えて解雇されたニック・デ・フリースに代わってF1に復帰した。

左手の骨を骨折して5レースを欠場したため、シーズンは短縮されたものの、34歳のリカルドは2014年から2018年までレッドブルに在籍した5シーズンでのかつての個性を取り戻し、フォームが現れ始めている。

リカルドは自分自身をアルファタウリになぞらえている。アルファタウリは冬に旧名とロゴを捨ててレーシング・ブルズとなり、大きなプロジェクト変更を行う予定だ。

「復帰には本当にエキサイティングなことがたくさんある」とリカルドは語った。

「再建中のチームがあり、「僕がキャリアの中でこの段階をどう過ごしてきたかと少し似ている。僕たちは皆同じような道を進んでいる」

「大きな自信があると言えるし、チームも私を大いに信頼してくれていると思う」

「彼らは今でも僕をレッドブルのドライバーとして、そして、そこで得た結果として見てくれているし、マクラーレンのドライバーとして見ていない」

「だから、僕たちはみんないいところにいる。本格的なオフシーズンとプレシーズンが待ち遠しい。2024年は僕たちにとってはエキサイティングな年になると思う」

ダニエル・リカルドは、今年グランプリで7回しかドライブしていないが、メキシコでは予選4位という素晴らしい結果を残して7位という傑出したパフォーマンスを残している。だが、来年チームでフルシーズンを迎えるにあたり改善の余地が残っていることを彼は認識している。

リカルドは、レースペースには「かなり満足している」と言い、「本当にポジティブなもの」だと明言する一方で、予選ではメキシコシティでの変則的な走りを超える失望を味わったと主張する。

だが、問題の一部は理解していると感じており、そこにはレースエンジニアのピエール・ハメランと関係がある。

「レースでは、クルマに乗れば乗るほど、ある意味で理解してリズムに乗れるようになる」とリカルドは語った。

「予選では確かにいくつか際立ったところがあったし、アブダビのように十分に攻略できないところもあった」

「僕は経験豊富だし、自分自身を信じているけれど、エンジニアのピエールは今年3人のドライバーと仕事をして、それぞれのドライバーに合わせてマシンをセットアップしようとしていた。僕たちが好きなもの、嫌いなものをね。彼にとってそれは簡単ではなかった」

「ブラジルとアブダビを見てみると、予選はアキレス腱だった。ベストラップをまとめられなかったことに対しては、当然、ある程度の責任は僕が負うつもりだ」

「ペースはあるから、メキシコと他の2~3戦以外は1周のペースを調整するだけだ。でも、励みになることはたくさんある」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / スクーデリア・アルファタウリ