レッドブルF1出身のダニエル・リカルド 「ヘルムート・マルコは丸くなった」
元レッドブルF1のドライバーであるダニエル・リカルドは、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコはかつての威圧的な存在ではなくなったとし、近年、少し丸くなったと感じていると語る。

レッドブルF1のジュニアドライバープログラムの責任者でもあるヘルムート・マルコは、2011年にダニエル・リカルドをトロロッソとともにF1に導き、2014年にレッドブル・レーシングへの昇格を監督した。

担当期間中、ヘルムート・マルコは、喜ばせるのが難しく、評価に満たないと感じたドライバーは容赦なく淘汰する恐ろしい人物という評判を得ていた。

ジャン・エリック・ベルニュ、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・バートレーといったドライバーがレッドブル・レーシングに進むことなく、レッドブルのプログラムから外されている。

しかし、2019年にルノーと2年契約を結んでレッドブルを離れ、2021年からマクラーレンに移籍するダニエル・リカルドは、最近のヘルムート・マルコは親しみやすく、怖くはないと感じていると語った。

「ヘルムートはここ数年で少し丸くなった」とダニエル・リカルドは Motorsport-Total.com に語った。

「たぶん今は成熟しているだけなのかもしれないけど、彼が少し親切になっているとも感じている」

だが、それはヘルムート・マルコが若手ドライバーに対して正直で、しばしば残忍なフィードバックを行うという点で率直ではなくなったという意味ではない。

「100%の透明性と誠実さを得ることができる。うまくいかなかった場合、彼はあなたに話すだろう」とダニエル・リカルドは合意する。

「建設的な批判を喜んで受け入れなければならないときもあるし、個人的にすべてを受け入れてはいけないときもある」

「彼はあなたを最大限に活用するためにそういったことを言うだけだ。そして、彼はあなたを気遣い、信じているからそういったことを言う」

「彼があなたにそのような批判を与えることをいとわない場合、それはある意味で褒め言葉でもある」

ダニエル・リカルドは上司とちょっと賭けをしたことでよく知られており、昨年はルノーF1のチーム代表であるシリル・アビテブールと表彰台でフィニッシュした場合、リカルドが選んだタトゥーを入れるという賭けをした。

ダニエル・リカルドは、ヘルムート・マルコとも同世の賭けをしたいと思っていたが、チャンスがなかったと述べた。

「僕が考えていたことを賭けていれば、僕は勝っていただろう」とダニエル・リカルドは主張した。

「彼が僕から数ユーロを獲得した前の年から彼は優位に立っている」

「実際、僕はそれほど気にしない。でも、彼が来シーズンに良い賭けを持ちかけてくれば、僕は参加するだろう。それは僕たちの関係を維持するための良い方法だ」

2021年にアレクサンダー・アルボンの代わってレッドブルF1に加入したセルジオ・ペレスにアドバイスがあるかと質問されたダニエル・リカルドは、ヘルムート・マルコが本当に丸くなったかどうかを確認するための気楽な提案をした。

「彼にハグをしてみるといい。彼がそれをどのように扱うか見てみよう」とダニエル・リカルドはいたずらな笑みを浮かべて提案した。

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / レッドブル・レーシング