F1アブダビテスト 結果:角田裕毅が堂々5番手!アロンソがトップタイム
2020年のF1ヤングドライバーテストが12月15日(火)にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催され、来年ルノーでF1復帰するフェルナンド・アロンソがトップタイムを記録。アルファタウリ・ホンダから参加した角田裕毅は5番手タイムをマークした。
2021年からアルピーヌへとブランド変更するチームでF1復帰するフェルナンド・アロンソは、豊富なグランプリ経験があるにも関わらずにテスト出走を許可されたことでいくつかの論争を巻き起こした。
フェルナンド・アロンソとルノーは、すでに今年初めにバルセロナでフィルミングデーを利用して今季マシンでのテストを実施していたが、さらに走行距離を伸ばすことに熱心だった。
フェルナンド・アロンソは、105周を走行して予選シミュレーションで1分36秒333をマーク。これは先週のF1アブダビGPの予選でルノーのエステバン・オコンがQ2で出したタイム(1分36秒359)よりも0.026秒速かった。
また、フェルナンド・アロンソは、17戦で13勝を挙げたチャンピオンマシンであるメルセデスW11を走らせたニック・デ・フリースとストフェル・ナンドーンの二人よりも速かった。2年のブランクなど感じさせないアロンソの走りは、ルノーが今回のテストを2021年に向けた開発の一環として利用したいとの意図が見て取れる。
4番手にはアルファロメオのリザーブドライバーとして1年を過ごしたロバート・クビサが続いた。クビサが来季もチームに残るかどうかは不明だが、先日発表された2021年のエントリーリストではまだポーランドの石油会社PKNオーレンがタイトルスポンサーとして残っており、再び役割を得る可能性がある。
そして、5番手タイムを記録したのはアルファタウリ・ホンダで2021年にダニール・クビアトに代わってF1デビューすることが濃厚とされる角田裕毅。事実上、形式的な“最終実技テスト”でマシンを壊すことなく123周を走行し、シニアチームのレッドブルから参加した同じレッドブルのジュニアドライバーのユーリ・ヴィップスを上回ってルーキートップとなる1分37秒557をマークできたことは十分に合格点といっていいだろう。正式が発表が待ち遠しい。
同じくアルファタウリ・ホンダのF1マシンを走らせた佐藤万璃音は、127周を走行して13番手タイムとなる1分38秒495をマーク。レッドブルとホンダF1とは繋がりはなく、来季の活動はまだ発表されていない佐藤万璃音だが、今後のキャリアのための貴重な経験を得られたはずだ。
レッドブル・ホンダは、ユーリ・ヴィップスがミディアムタイヤでは最上位となる1分37秒770をマーク。もう一台のレッドブルを走らせたセバスチャン・ブエミは午前中に後方からバリアにクラッシュを喫してリアウイングなどのコンポーネントにダメージを負わせて走行時間を失い、12番手でセッションを終えた。
7番手にはフェラーリを走らせたアントニオ・フォコ、8番手にはアルファロメオを走らせた今年F2でランキング2位のカラム・アイロットとフェラーリのアカデミードライバーが続いた。11番手でこの日最多となる129周を走行したロバート・シュワルツマンとともに将来的にF1デビューが期待される若手だ。
9番手タイムはルノーの育成ドライバーである中国出身の周冠宇。アロンソとは1秒6の差がついたが、タイミングが合えば将来F1デビューも期待されるドライバーだ。
2021年にハースF1でのデビューが決定しているミック・シューマッハは125周を走行。タイムは1分39秒947と最下位だった。
これで2020年の公式セッションはすべて終了。2020年F1マシンでの最後の走行となった。チームはこれから冬休みに入り、3月のプレシーズンテストで走行を再開する。
カテゴリー: F1 / F1レース結果
2021年からアルピーヌへとブランド変更するチームでF1復帰するフェルナンド・アロンソは、豊富なグランプリ経験があるにも関わらずにテスト出走を許可されたことでいくつかの論争を巻き起こした。
フェルナンド・アロンソとルノーは、すでに今年初めにバルセロナでフィルミングデーを利用して今季マシンでのテストを実施していたが、さらに走行距離を伸ばすことに熱心だった。
フェルナンド・アロンソは、105周を走行して予選シミュレーションで1分36秒333をマーク。これは先週のF1アブダビGPの予選でルノーのエステバン・オコンがQ2で出したタイム(1分36秒359)よりも0.026秒速かった。
また、フェルナンド・アロンソは、17戦で13勝を挙げたチャンピオンマシンであるメルセデスW11を走らせたニック・デ・フリースとストフェル・ナンドーンの二人よりも速かった。2年のブランクなど感じさせないアロンソの走りは、ルノーが今回のテストを2021年に向けた開発の一環として利用したいとの意図が見て取れる。
4番手にはアルファロメオのリザーブドライバーとして1年を過ごしたロバート・クビサが続いた。クビサが来季もチームに残るかどうかは不明だが、先日発表された2021年のエントリーリストではまだポーランドの石油会社PKNオーレンがタイトルスポンサーとして残っており、再び役割を得る可能性がある。
そして、5番手タイムを記録したのはアルファタウリ・ホンダで2021年にダニール・クビアトに代わってF1デビューすることが濃厚とされる角田裕毅。事実上、形式的な“最終実技テスト”でマシンを壊すことなく123周を走行し、シニアチームのレッドブルから参加した同じレッドブルのジュニアドライバーのユーリ・ヴィップスを上回ってルーキートップとなる1分37秒557をマークできたことは十分に合格点といっていいだろう。正式が発表が待ち遠しい。
同じくアルファタウリ・ホンダのF1マシンを走らせた佐藤万璃音は、127周を走行して13番手タイムとなる1分38秒495をマーク。レッドブルとホンダF1とは繋がりはなく、来季の活動はまだ発表されていない佐藤万璃音だが、今後のキャリアのための貴重な経験を得られたはずだ。
レッドブル・ホンダは、ユーリ・ヴィップスがミディアムタイヤでは最上位となる1分37秒770をマーク。もう一台のレッドブルを走らせたセバスチャン・ブエミは午前中に後方からバリアにクラッシュを喫してリアウイングなどのコンポーネントにダメージを負わせて走行時間を失い、12番手でセッションを終えた。
7番手にはフェラーリを走らせたアントニオ・フォコ、8番手にはアルファロメオを走らせた今年F2でランキング2位のカラム・アイロットとフェラーリのアカデミードライバーが続いた。11番手でこの日最多となる129周を走行したロバート・シュワルツマンとともに将来的にF1デビューが期待される若手だ。
9番手タイムはルノーの育成ドライバーである中国出身の周冠宇。アロンソとは1秒6の差がついたが、タイミングが合えば将来F1デビューも期待されるドライバーだ。
2021年にハースF1でのデビューが決定しているミック・シューマッハは125周を走行。タイムは1分39秒947と最下位だった。
これで2020年の公式セッションはすべて終了。2020年F1マシンでの最後の走行となった。チームはこれから冬休みに入り、3月のプレシーズンテストで走行を再開する。
2020年 F1アブダビテスト 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | 周回 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 1分36秒333 | 105 |
2 | 21 | ニック・デ・フリース | メルセデス | 1分36秒595 | 110 |
3 | 88 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 1分36秒840 | 82 |
4 | 22 | ストフェル・バンドーン | メルセデス | 1分37秒446 | 89 |
5 | 38 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分37秒557 | 123 |
6 | 25 | ユーリ・ヴィップス | レッドブル・ホンダ | 1分37秒770 | 101 |
7 | 32 | アントニオ・フォコ | フェラーリ | 1分37秒817 | 126 |
8 | 37 | カラム・アイロット | アルファロメオ | 1分37秒826 | 93 |
9 | 46 | 周冠宇 | ルノー | 1分37秒902 | 98 |
10 | 89 | ジャック・エイトケン | ウィリアムズ | 1分38秒153 | 78 |
11 | 35 | ロバート・シュワルツマン | フェラーリ | 1分38秒157 | 129 |
12 | 24 | セバスチャン・ブエミ | レッドブル・ホンダ | 1分38秒284 | 77 |
13 | 39 | 佐藤万璃音 | アルファタウリ・ホンダ | 1分38秒495 | 127 |
14 | 40 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1分39秒800 | 75 |
15 | 50 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分39秒947 | 125 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果