F1 ブラジルGP 決勝
FORMULA 1 GRANDE PRÊMIO PETROBRAS DO BRASIL 2012

1位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「クレイジーなレースだったね! コンディションは常に多くのアクションを誘発していた。必要なタイヤ温度を生みさせているクルマもいれば、それができないクルマもいた。レースの大部分でタイヤがコンディションに適切だという感じがしなかったけど、他のタイヤを履いているクルマと比較してもラップタイムは問題なさそうだった。エンジニアのデイブと何がうまく働いて、何が駄目かを理解するために無線でずっと話していた。特に最初の10周でのルイスとのレースはとても楽しかった。本当に良い、クリーンな戦いだった。セーフティカーは僕たちにとって難しかった。築き上げてきた40秒のバッファを失ってしまったからね。でも、そのあと雨が本当に降ったし、レースはインターに履き替えるベストなタイミングを選ぶことが重要になった。そこから挑戦は変わり、最後までクルマを労わることが重要になった。特にポールが事故を起こした場所には多くの水が溜まっていた。僕も前のラップで大きくスナップしていたし、かなり怖い瞬間だった」

2位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「今シーズンは10点満点だよ! 僕たちは、今日タイトルを失ったわけではない。それはスパや鈴鹿で起こっていた。最も多くのポイントを獲得してシーズンを終えることはできなかったかもしれないけど、僕たちは、全員のリスペクト、ファン、仲間の意思統一といったそれ以外の多くのこと獲得した。今年で一番だった。自分の成し遂げた仕事を誇りに思っている。それは4位でフィニッシュした去年も、再び最後まで戦った今回も同じだ。今日はアブダビとは非常に異なっていた。アブダビではチャンスを逃したことへのフラストレーションがあったけど、ここでは最大限のレースができた。幸せを感じている。今日も僕たちは非の打ちどころのない仕事をした。4列目からスタートして表彰台でフィニッシュできたし、また小さな日曜日の奇跡を生んだ。チームは絶えずベッテルについてアップデートを伝え続けてくれたし、終盤は僕たちの目標に到達できるようなことが彼やバトンに起こることを願っていた。そうはならなかったし、僕たちはレーストラックでの結果を受け入れなければならない。繰り返すけど、僕は満足しているし、誇りに思っている」

3位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「ホームレースで表彰台に跳び上がることは僕にとってとても感情的なことだった。今シーズンがいかに難しかったを思い出して赤ん坊のように泣いてしまった。最初は壊滅的だったけど、後半は非常にコンペティティブだった。今日のレースは非常に接戦で難しかったし、かなり多くことが起こった。コンディションが素早く変化するなかでどれが適切なタイヤかを理解するのは簡単何ことではなかった。スタートで雨が降り始めたとき、僕たちはトラックにステイアウトすることを選んだけど、あまりに長くステイアウトし過ぎた。そのあと自分が11番手に下がっているのに気づいたけど、そのあと非常に速く走れるようになって、多くのドライバーをオーバーテイクできた。ことによったら、今日は優勝さえも手の届く範囲にあったかもしれない... チームは常にトラック上の状況やチャンピオンシップ争いために何をするのが有益かを伝え続けてくれていた。チーム、そしてファンのために正しいことをしたと思う」

4位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「期待した通りのレースだったけれども、ご覧の通り、今日は誰にとってもすごくトリッキーなコンディションだった。僕は特にペースが良かったわけでもないし、僕もセブもスリックタイヤだったので、再スタートもレースのスタートも不利だったんだ。僕はイン側をかなり強くぶつけられた。ザウバーの一台だと思う。そこからレースを戦わなければならなかった。今日は精一杯の戦いができたと思うし、インターミディエイトへのタイヤ交換のタイミングも良かったと思う。セバスチャンは本当に良く頑張った」

5位 ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「とっても楽しかった。非常に面白いレースだったし、常にいろんなことが起こっていた! 今日は表彰台でフィニッシュできる素晴らしいチャンスがあったけど、滑り落ちてしまった。残念だ。序盤のラップは、非常に濡れたコンディションでクルマをトラック上に留めておくのが難しかったけど、インターミディエイトには十分にウェットではなかったし、スリックを貫いた。正しい決断だったし、そのうち僕はレースをリードしていた。快適に感じていたけど、最終的に小さなミスをしてしまい、ルイスに抜かれてしまった。なんとか彼についていけたし、接触したときはリードを取り戻すために戦っていた。何が起こったのか言うには難しいけど、ターン1に入って、ちょっとリアのコントロールを失ってしまった。曲がろうとしていて、突然、接触があった。素晴らしいバトルをしていたので、僕たち2人にとって残念に思う。僕はなんとか続けることができたけど、多くのタイムを失ってしまった。それでも5位はシーズンを終えるには素晴らしい結果だし、今週末チームは素晴らしい仕事をしたと思う」

6位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「今、僕の頭の中がどうなっているかは想像もつかないと思う。アドレナリンで一杯だよ。最高のレースだった。今日は、ありとあらゆる障害が発生したレースだった。ターン4では理由も無くスピンしてクルマの方向が逆になってしまったので、それを直さなければならなかった。誰も僕にぶつからないで良かったよ。クルマを破損してしまったせいで、路面が乾き始めてからもストレートのスピードが落ちていたのだけれども、運良くまた雨が降り始めたんだ。今週末は、雨が降ったら僕たちにとっては難しくなると誰もが言っていた。皆がそう決めつけていたみたいだけれども、僕たちは雨が苦手じゃないということを証明することができた。本当にハッピーだよ。今シーズン一番重要だったのは、僕たちが自分を見失わずにプッシュし続けることができたことだ。自分達が知っているやり方で、自分達なりの努力を続けてきたことが、この違いを生んだんだ。駆け引きをしようとする人たちもいたけれども、僕たちはそれに気を取られることなく、自分達のやり方を貫いて来ることができた。信じられないような結果だ。3度目のタイトル獲得を、僕のヒーローであるアイルトン・セナの故郷ブラジルで果たすことができた。この気持ちをどうやって言葉にしたらいいか分からない」

7位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスAMG)
「なんてエキサイティングで波乱に富んだグランプリだ! 不思議なことに、最後のF1レースはいきなりパンクで始まって順位を落とした。でも、絶対に諦めないのが常に僕の哲学だった。常にチャンスはあるものだし、進み続けて、それがやってきたときに捕まえなければならない。今、7位で僕のF1キャリアを終えたことは不思議な偶然の一致だ。それは308戦前のスパ・フランコルシャンの初めての予選結果だ。それに今日はナンバー7のクルマを運転していたし、僕のキャビネットには7つのワールドチャンピオントロフィがある。このような難しいコンディションではあったけど、僕の最後のF1レースはとっても楽しかったし、チーム、そして長年にわたって応援してくれた僕のファン全員に改めて感謝の気持ちを表したい。一緒に過ごした時間は本当に楽しかった」

8位 ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「8位でフィニッシュできて嬉しいけど、自分自身にはそれほど満足してはない。ドライタイヤで長い間ステイアウトするという決断をしたけど、正しい決断ではなかったし、ラップを犠牲にしてしまったからね。コックピットから一番わかっていたけど、チームは僕にレースをするチャンスを与えてくれたし、今日から多くの貴重な教訓を学ぶことができた。でも、雨が去ってくれていたら、素晴らしい決断だったのにね! セーフティカー後のリスタートで、グロックに対して遅れをとっていたけど、追いついたので、前で激しくブレーキングをして彼にぶつかってしまった。すでに彼には謝罪している。濡れたコンディションでのスリックタイヤでのペースはとても良かったし、シーズン最終戦をポイントで終えられて嬉しいよ」

9位 小林可夢偉 (ザウバー)
「いいスタートをして、混乱にも巻き込まれませんでした。レース序盤はよかったです。その後小雨が降り出して、すごく難しいコンディションになってきた時にマーク・ウエーバーと接触があって、8周目にインターミディエイトに履き変えたときにノーズを交換しました。18周目にドライのハードタイヤに履き変えました。理由は分からないですがちょっと長いストップでしたが、ふたたび6番手に戻りました。正直なところ最後のピットストップは1周遅かったと思います。路面状況はインターミディエイトでしたが、ただその時の天気予報は回復傾向だったので、ステイアウトした翌周にピットインしましたが、今度は左フロントタイヤの交換に時間がかかってしまいました。レース終盤、僕のペースはミハエルよりも速かったので、追い抜きを試みましたが、イン側のラインが走行ラインよりもかなり濡れていて、リヤが滑ってしまいました。全体的にはいいレースだったと思います。自分のレースができたしコース上で戦うことができました。僕がこのチームと一緒に戦う最後のレースでポイントを獲得できたことは嬉しく思います」

10位 キミ・ライコネン (ロータス)
「忙しいレースだったし、常に望んでいたペースはなかった。多くのことがあった。汚れて曇ったバイザーで良く見えず、52周目の最終コーナーでコースオフしてしまった。コースオフした場所は、サポートレースのピットレーンを通ればコースに戻れるけど、ゲートを通り抜けなければならない。2001年に同じことをしていたのでそれがわかっていたし、その年はゲートは開いていた。今年は誰かがそれを閉めた。来年は開いていることを確認するつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ブラジルGP