角田裕毅 レッドブルF1昇格の真実 ローソン降格は誰の決断だったのか

Netflix『Drive to Survive』最新シーズンで語られた証言は、レッドブル内部の力学を浮き彫りにしている。
ローソンはシーズン開幕時にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルのシートを獲得したが、日本グランプリを前にレーシングブルズへ戻されることになった。パドックには衝撃が走り、ファンや専門家の間でも議論が巻き起こった。
ホーナーは番組内で、その決断について明確に否定している。
「それは私の選択ではなかった。私は常にヤングドライバープログラムからドライバーを起用するよう強く求められていた。ヘルムートがその中心人物だった」
この発言により、実質的な主導権がヘルムート・マルコにあったことが示唆された。長年レッドブルを率いてきたホーナーであっても、すべてを決定できる立場ではなかったという現実が浮かび上がる。
この人事は、結果的にホーナー自身の退任へとつながる流れの一部でもあった。20年間チームを率いたホーナーは、その歩みを次のように振り返っている。
「現実として、私にとってこの20年間は、良い日も悪い日も含めて壮大な旅だった」

フェルスタッペンの支え ローソンが語る素顔
一方で、チーム内部のドライバー関係は対照的な側面を見せている。降格という厳しい現実を経験したローソンだが、マックス・フェルスタッペンに対しては感謝の言葉を口にしている。
ポッドキャストでローソンは語った。
「彼は本当にナイスな人だ。去年レッドブルでいろいろなことが起きた中でも、彼は僕にとても良くしてくれた」
さらに、加入当初からフェルスタッペンは積極的にサポートしてくれたという。
「チームに入る前から、そして加入してからも、彼はすごく親切だった。どんな質問にも本当に助けになってくれたし、喜んでサポートしてくれた。その後も本当に良くしてくれた」
その気遣いはサーキット外にも及んだ。
「彼は本当に、本当に良くしてくれた。彼はよく自宅に飛行機で帰るんだけど、僕が去年モナコに引っ越したばかりだと言うと、『必要なら一緒に来ればいい』って言ってくれたんだ。本当に優しい人だよ」
角田裕毅の昇格という表舞台の出来事の裏には、レッドブルF1内部の複雑な意思決定構造が存在していた。ボードルームでは力学が動き、ガレージでは支え合いがあった。今回明かされた証言は、その両面を浮き彫りにしている。
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