レッドブルF1 2026年にウィリアムズからアルボンを獲得へ契約解除金を準備

アルボンは2019年から2020年半ばまでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めたが、当時はチームメイトと比べて結果を残せず、重要なポイントを逃す場面も多かった。フェルスタッペンが15回の表彰台を獲得した一方で、アルボンは1回にとどまり、2021年にはセルジオ・ペレスと交代、その後2022年からウィリアムズに加入した。
皮肉にも、現在レッドブルは角田裕毅が思うような結果を出せていない状況の中で、アルボンの復帰を計画しているとされる。フェルスタッペンは今季すでに4勝を挙げているが、角田裕毅は安定してポイントを獲得できていない。
さらに報道によれば、レッドブルの株主であるチャレーム・ユウウィッディヤもアルボンの獲得に強い関心を示しており、契約解除金を支払う意思があるという。
アルボンはウィリアムズ加入後に大きな進化を遂げ、今季はカルロス・サインツとともに堅実なパフォーマンスを発揮。チームをコンストラクターズ選手権5位へと押し上げ、バクーではサインツが表彰台を獲得している。
アルボン、角田裕毅との会話を明かす
今季、レーシングブルズから昇格した角田裕毅だが、フェルスタッペンとの差は大きく、安定したポイント獲得に苦しんでいる。その中でアルボンは最近、角田裕毅と頻繁に会話をしていることを明かした。自身もかつてレッドブルで適応に苦しんだ経験があるとし、同じような悩みを抱える角田を支えているという。
アルボンはポッドキャスト「Chequred Flag」で次のように語った。
「僕がレッドブルにいたとき、F1キャリアのわずか半年でチームに加入して、振り返ってみると自分が窮地に立たされていたと気づいた。快適に感じられないマシンを抱えていて、そこから抜け出す経験もなかった」
「当時の僕には解決するための経験も、人間的な成熟さも足りなかった。今ならあのときの感覚がよく分かる。だから裕毅ともよく話をして、できる限り助けになろうとしている」
角田裕毅は9月初旬のバクーで6位に入り、現時点でのベストリザルトを記録。一方で、アルボンとサインツはウィリアムズで一貫した好成績を残し続けている。
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