レッドブルF1代表 「角田裕毅の経験はRB21の開発に大いに役立つ」

リアム・ローソンは即時をもってレーシングブルズに降格することが正式に発表された。角田は母国レースとなる日本GPからレッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのパートナーを務める。
リアム・ローソンはレッドブルでのキャリアのスタートを最悪な形で迎えた。マシントラブルによりFP3を欠場した後のウエットコンディションのオーストラリアGPでクラッシュしてしまった。さらに、中国ではスプリントレースとグランプリの両方で最後尾グリッドからのスタートとなり、ポイントを獲得できずに終わり、レッドブルでは警鐘が鳴り始めた。
リアム・ローソンは、2025年F1シーズンを前にしてグランプリ出場11回という実績しかなく、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットも上海インターナショナル・サーキットも走ったことがなかった。
レッドブル・RB21は、フェルスタッペンでさえ習得に苦労するほど、運転が難しいマシンであることが判明していた。そのため、クリスチャン・ホーナーが交代の理由として挙げたのは、マシンの開発の必要性である。
「最初の2レースでリアムがRB21に苦戦しているのを見るのは辛かった。その結果、我々は早期のスイッチを決断した」とクリスチャン・ホーナーは声明で述べた。
「我々は2つの野望を抱いて2025年シーズンに臨んだ。それは、ドライバーズ・チャンピオンシップを維持し、コンストラクターズ・タイトルを奪還することだ。これは純粋にスポーツ的な決断である」
「RB21にはまだやるべきことがたくさんあるが、裕毅の経験は現行マシンの開発に大いに役立つだろう」
「我々は彼をチームに歓迎し、彼がRB21のステアリングを握る姿を見ることを楽しみにしている」
「我々はリアムを守り、育成する義務がある。そして、このような困難なスタートを切った後、リアムがF1キャリアをビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズで継続しながら、よく知る環境とチームで経験を積むためには、迅速に行動することが理にかなっていると考える」

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