レッドブルF1首脳 「フェルスタッペンはマシンが燃えていると勘違いした」 ミサイル攻撃による爆発事故
レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2022年F1第2戦サウジアラビアグランプリを続行するというF1の決定を支持。ジェッダの状況は「正常ではない」が、パドックでの安全が保証される限り、テロが日常生活を支配するべきではないと付け加えた。

1回目のフリープラクティスの終了間際、サーキットから20km未満のアラムコの石油貯蔵施設がイエメンの武装組織「フーシ派」からミサイル攻撃を受けた。

「マックス(フェルスタッペン)は自分の車が燃えていると思うと無線で知らせてくれたが、直接影響を受けていなかった。彼は『激しく燃えるような臭いがする』と言っていた」とヘルムート・マルコはRTLに語った。

「「すべてのデータをチェックし、車に問題はないと結論付けた。もちろん爆発の匂いはした」

「それから、それがイエメンのドローンであると知らされた。サウジアラビアは優れた防御と対空防御を持っているが、どういうわけかこのドローンは傍受されなかった」

確かにサウジアラビアのアラムコサイトが攻撃されたのは初めてではなく、反政府勢力を信じるなら、それは最後でもない。

ヘルムート・マルコは、金曜日の攻撃がF1アクションのタイミングを考えてのものだと考えている。

「このタイミングは非常に慎重だと思う。反政府勢力は、グランプリ週末により多くの注目を集めることを知っている。それはコンセプトの一部だ」

リヤドのフォーミュラEでのロケット攻撃とサウジアラビアの状況を考えると、F1がその標的となるリスクがあるが、ジェルムート・マルコはいずれにしろ今は不確実な時期であると語る。

「5週間前にヨーロッパで戦争が起こると誰が想像できただろう。安全な場所とそうでない場所はどこか? パンデミック、ヨーロッパでの戦争、そして、今では約20km離れた場所にミサイル攻撃もある」とヘルムート・マルコは語った。

地域の安全が完全に保証されない場合、キャンセルとなる可能性はあるが、ヘルムート・マルコは、F1がレースの週末を続けたいと思っていることを理解できる語る。

「進めるのは正しいことだと思う。私が言ったように、これらのドローン攻撃はここでより頻繁に発生してる。それらは優れた防御機構を備えており、この規模でこのような爆発は初めてだと思う。我々はは日常生活を支配されることを恐れてはいない。今後2日間は安全が保証されているかどうかを確認する必要がある。保証されている場合は、進める必要がある」

最後にヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングのドライバーの反応はまちまちだと付け加えた。

「マックスはそれについてかなりリラックスしている。セルジオは少し怖がっているが、メキシコシティに住むことはそれほど安全なことではない」

レッドブル・レーシング

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / F1サウジアラビアGP