キミ・アントネッリ F1史上初の快挙 “初優勝から4連勝”達成
アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が2026年F1カナダGPで優勝を飾り、F1史上76年で誰も成し遂げたことのない歴史的快挙を打ち立てた。

アンドレア・キミ・アントネッリはこれで2026年シーズン5戦中4勝目。中国GP、日本GP、マイアミGP、そしてカナダGPを制し、自身のF1初優勝から4連勝という前人未到の記録を樹立した。1950年に始まったF1世界選手権において、キャリア初勝利から4連続で勝利を重ねたドライバーは一人も存在していなかった。

メルセデス同士の激闘を制したアントネッリ
カナダGPではジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションからスタート。アントネッリは2番グリッドからスタートし、序盤から両者による激しい首位争いが展開された。

2台は何度もポジションを入れ替える接近戦を繰り広げたが、30周目にラッセルのマシンが突然ストップ。電源系トラブルによりリタイアを喫したことで、アントネッリがレースの主導権を握った。

この勝利によってアントネッリはドライバーズランキングで43ポイント差のリードを築き、2026年F1タイトル争いで大きく前進した。

フェルスタッペン超えの“最年少記録”
アントネッリは19歳274日で4勝目を達成し、F1史上最年少で4勝に到達したドライバーとなった。

従来の記録はマックス・フェルスタッペンが2018年F1オーストリアGPで達成した20歳274日だったが、アントネッリはそれを1年近く更新した。

さらにアントネッリは、2勝目・3勝目・4勝目の最年少記録も更新。10代で4勝を挙げた史上初のドライバーにもなった。

ただし、F1史上最年少優勝記録については、依然としてフェルスタッペンが保持している。

“初優勝から4連勝”はF1史上初
アントネッリ以前に「初優勝から3連勝」を達成していたのは、デイモン・ヒルとミカ・ハッキネンの2人だけだった。

■ キミ・アントネッリ:4連勝
(2026年 中国GP〜カナダGP)

■ デイモン・ヒル:3連勝
(1993年 ハンガリーGP〜イタリアGP)

■ ミカ・ハッキネン:3連勝
(1998年 開幕3戦)

アントネッリはマイアミGPでこの記録に並び、今回のカナダGP優勝で単独記録保持者となった。

F1史上16人目の“4連勝ドライバー”
アントネッリはF1史上16人目となる4連勝達成ドライバーにも名を連ねた。

これまで4連勝以上を記録したドライバーは、マックス・フェルスタッペン、セバスチャン・ベッテル、アルベルト・アスカリ、ミハエル・シューマッハ、ニコ・ロズベルグ、ジャック・ブラバム、ジム・クラーク、ナイジェル・マンセル、ルイス・ハミルトン、ヨッヘン・リント、アイルトン・セナ、アラン・プロスト、デイモン・ヒル、フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンのみだった。

そして極めて興味深いことに、このリストの中でアントネッリだけがF1ワールドチャンピオン未経験者となっている。

“ポール以外”から初めて勝利
これまでアントネッリの3勝はすべてポールポジションからの勝利だった。

中国GP、日本GP、マイアミGPはいずれもポール・トゥ・ウインだったが、今回のカナダGPでは2番手スタートから勝利を挙げた。

一方で、“キャリア初ポールからの連続ポール記録”更新は逃した。アントネッリは3戦連続ポールを記録していたが、今回はラッセルにポールポジションを譲る形となった。

それでも3戦連続ポールは、アイルトン・セナとミハエル・シューマッハに並ぶF1史上最多タイ記録となっている。

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カテゴリー: F1 / アンドレア・キミ・アントネッリ / メルセデスF1 / F1カナダGP