レーシング・ポイントF1 「我々のブレーキダクトを違法とするのは不可能」
レーシング・ポイントF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは、ルノーF1が抗議の対象としたブレーキダクトを違法とすることは“不可能”であり、それを証明するための“886枚の図面”があると語る。

ルノーF1は、昨年のメルセデスと酷似していることから“ピンクメルセデス”と呼ばれているレーシング・ポイント RP20で使用されているブレーキダクトについて、第2戦に続き、第3戦ハンガリーGPでも改めて抗議している。

ルノーF1は、レーシング・ポイントのブレーキダクトがメルセデスから設計図を受け取ったと疑うほど酷似していると主張している。

しかし、オトマー・サフナウアーは、ルノーF1の抗議は“見当違いで情報不足”と反撃している。

「違法とすることは不可能だ」とオトマー・サフナウアーは語る。

「ご存知のように、ブレーキダクトは設計と製造に長い時間がかかる。非常に複雑で、ブレーキダクトの図面は886枚ある」

「我々は何の心配もしていない。我々のブレーキダクトは合法であり、先週末にそれらを走らせ、今週末も走らせ、シルバーストンでも再び走らせる」
レーシング・ポイントF1は、今年初めにマシンの合法性についてFIA(国際自動車連盟)から承認を得たが、FIAスチュワードは特定のパーツに関してFIAの判断を却下することができる。

オトマー・サフナウアーは、レーシング・ポイントのF1マシンが合法だと完全に自信をもっているが、それを証明するには正式なプロセスを踏まなければならない。

「皆さんが少し不満を感じるかもしれない唯一の理由は、おそらく我々がそれらをどのように設計し、開発したかについてのすべての情報を私が持っているからだろう」

「そして、我々がそれをスチュワードに開示していないので、まだ世に出てはいないからだろう。我々はそれをFIAに開示した。そして、FIAは我々がしたことは完全に合法であると納得した」

「しかし、それは司法システムが機能する方法ではない。スチュワードが裁定する権利と権力を持っている。そのため、我々はスチュワードにも通知する必要がある」

「彼らにデータを渡す必要があり、何をしたかについて紙と図面上の言葉を通して説明しなければならない。それは少し時間がかかる」

「私がイライラしている唯一の理由は、自分たちが何をしたのか、なぜそれが合法なのかを知っていることでだ。それは抜け穴などではなかった」

「自分たちが合法であることを知っているのに、負けたらどうなるかについていろいろと質問を受けるのはイライラすることだ」

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カテゴリー: F1 / レーシングポイント