2023年 F1カタールGP 決勝:ドライバーコメント(11位以降)
2023年F1第18戦カタールGPの決勝で11位以降だったドライバーのコメント。
週末を通して多くのドライバーを苦しめたトラックリミットは、決勝でも違反者が多発し、チェッカー後にペナルティによって大きく順位が動いた。11番グリッドからスタートしてポイントに期待がかかった角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)はペースが上がらず15位でフィニッシュした。
カルロス・サインツ(フェラーリ)は燃料システムの問題でレースをスタートできず、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はオープニングラップの同士討ちでリタイア。また、多くのドライバーを苦しめた高温多湿のコンディションで、週末に体調を崩していたローガン・サージェント(ウィリアムズ)が重度の脱水症状でリタイアした。
11位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日のレースは9位でフィニッシュしたが、トラックリミットのペナルティで11位に後退した。体力的に厳しいコンディションのなかでハードなレースを展開しただけに、ポイントを獲得できなかったのは残念だ。他のどのイベントよりも気温が高く、タイトなコーナーが多いので常にGフォースとの戦いになる。今日のマシンはよりペースが良かったし、チームはタイヤの制約の中で良い戦略を決定した。ガレージのチームも、このような厳しいコンディションのなかで素晴らしい仕事をしてくれた」
12位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日はポイントを獲得できる可能性があったので、もちろんレースの展開にはがっかりしている。トラックリミットの数センチの問題で、これは僕の責任なんだけれど、今日はそのために大きな代償を払うことになってしまった。チームのために確実にポイントを獲得できるペースがあっただけに悔しい。レース中に小さなエネルギーマネージメントの問題があって、そのせいでペースが落ちてしまった。おそらくリスクを冒しすぎて、それを過剰に補償しようとして、限界に近づきすぎたのだろう。そこから学んで次に進みたい。チームにとってはかなりポジティブな週末だった。学ぶべきことがたくさんあるし、オースティンから始まる激しいトリプルヘッダーを楽しみにしている」
13位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「まずはローガンが無事でよかった。リタイアするのは決して簡単なことではない。このレースは今年最もタフなもののひとつに数えられると思う。僕自身、暑さに苦しんだ。ペースはかなり良かったが、何が起こったのか見直す必要がある。いいポジションにいたように感じたが、結局ポイント圏外に落ちてしまった。コックピットのオーバーヒートにもにも苦しんだし、これも見直す必要がある。ライバルたちとの差は縮まってきているので、この週末から立ち去るのは厳しいが、データを見直して何が起こったのかを確認する」
14位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「信じられないほどハードでとても暑かった。今までのどのレースよりもずっと暑かった。ポイントやコンストラクターズ選手権ランキングの観点からはそうではないけれど、ポジティブな1日だったと思う。コンストラクターズ選手権でポジションを失ったのは残念だけど、まだ5レース残っている。彼らとの戦いは厳しいものだけど、粘り強く順位を取り戻すためにベストを尽くさなければならない。次のレースではアップグレードが入る。僕たち全員がそのことにとても満足しているし、そのアップグレードに取り組むことに興奮している。最初のレースで奇跡が起こるとは思っていないし、それを最大限に引き出すには1~2レースかかるかもしれないけどそれでも楽しみにできるポジティブな要素はいくつかある」
15位:角田裕毅(アルファタウリ)
「今日はシンガポールGPのときよりも暑く感じて、チャレンジングなレースになりました。スタートはうまくいって、ポイント圏内までポジションを上げることができました。マシンのバランスもよく、手応えはあったのですが、速さが足りずペースを保てませんでした。簡単には解決できないかもしれませんが、チームと一緒にデータの解析に努め、今後に向けて改善していけると信じています。ローソン選手とともに戦うのは今シーズン最後になると思いますが、彼のすばらしい活躍にとても感謝しています。チームメートとして、そして友人としても楽しい時間を一緒に過ごすことができました」
16位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「止まる前に気づいたけど、逆走はできないし、ダメージは大きかった。明らかに今日の僕の大きなミスだった。レースが始まる前にストップしてしまった。暑さ、湿度、新しいアスファルトでのハイペースなど、非常に過酷なコンディションだったし、我々全員がそれを感じていると思う」
17位:リアム・ローソン(アルファタウリ)
「とても難しいコンディションでのレースだった。スタートからフィニッシュまで速さが足りず、安定性の問題もあったので、原因を解析しなくてはならない。とても暑い中で、マシンに苦戦しているといいペースを引き出すことがさらに困難だった。次戦はリカルドが戻ってくる予定なので、僕にとって今シーズン最後のレースだったけど、このような結果で終わってしまい残念だ。支えてくれたチームのみんなにとても感謝している」
DNF:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「一番大事なことは、アレックスも僕も大丈夫だということだ。この1週間はずっと体調が悪くて、この暑さで脱水症状になってしまった。マシンをリタイアさせたくはなかったけど、自分の体調を優先させなければならなかった。ゴールにたどり着けなくてチームのみんなには申し訳ない。この厳しいコンディションの中、彼らは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた。来週には完全にリカバリーして、オースティンで巻き返したい。本当に楽しみにしている」
DNF:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「チームのために良いポイントを獲得する大きなチャンスだったけど、熱くなっていて、その瞬間は何が起こったのかよく理解できなかった。後ろからタップされた感触はあったけど、ジョージはどこにも行くところがなかったと思う。本当に不運な状況で、チーム全員に申し訳なく思っている。ブラックリーとブリックスワースのみんなには本当に申し訳ない。みんな信じられないほど懸命に働いてくれているだけに、このような結果は非常に残念だ。ポジティブなことは、マシンのペースが週末を通じて好調だったことだ。ジョージもいい仕事をして挽回し、重要なポイントを獲得することができた」
DNS:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日はチャンスを失ってしまって残念だ。モータースポーツは時に残酷なことがあるのは誰もが知っているところだけど、今日はその最悪の状況を味わった。今日はいいレースができたと思うし、コンストラクターズ選手権にとって重要なポイントを獲得できたと思うから残念だ。どんな状況でもそうだけど、将来のために学ぶべきことは常にある。今は今年の残り5戦に集中する時だ」
カテゴリー: F1 / F1カタールGP / F1ドライバー
週末を通して多くのドライバーを苦しめたトラックリミットは、決勝でも違反者が多発し、チェッカー後にペナルティによって大きく順位が動いた。11番グリッドからスタートしてポイントに期待がかかった角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)はペースが上がらず15位でフィニッシュした。
カルロス・サインツ(フェラーリ)は燃料システムの問題でレースをスタートできず、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はオープニングラップの同士討ちでリタイア。また、多くのドライバーを苦しめた高温多湿のコンディションで、週末に体調を崩していたローガン・サージェント(ウィリアムズ)が重度の脱水症状でリタイアした。
11位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日のレースは9位でフィニッシュしたが、トラックリミットのペナルティで11位に後退した。体力的に厳しいコンディションのなかでハードなレースを展開しただけに、ポイントを獲得できなかったのは残念だ。他のどのイベントよりも気温が高く、タイトなコーナーが多いので常にGフォースとの戦いになる。今日のマシンはよりペースが良かったし、チームはタイヤの制約の中で良い戦略を決定した。ガレージのチームも、このような厳しいコンディションのなかで素晴らしい仕事をしてくれた」
12位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日はポイントを獲得できる可能性があったので、もちろんレースの展開にはがっかりしている。トラックリミットの数センチの問題で、これは僕の責任なんだけれど、今日はそのために大きな代償を払うことになってしまった。チームのために確実にポイントを獲得できるペースがあっただけに悔しい。レース中に小さなエネルギーマネージメントの問題があって、そのせいでペースが落ちてしまった。おそらくリスクを冒しすぎて、それを過剰に補償しようとして、限界に近づきすぎたのだろう。そこから学んで次に進みたい。チームにとってはかなりポジティブな週末だった。学ぶべきことがたくさんあるし、オースティンから始まる激しいトリプルヘッダーを楽しみにしている」
13位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「まずはローガンが無事でよかった。リタイアするのは決して簡単なことではない。このレースは今年最もタフなもののひとつに数えられると思う。僕自身、暑さに苦しんだ。ペースはかなり良かったが、何が起こったのか見直す必要がある。いいポジションにいたように感じたが、結局ポイント圏外に落ちてしまった。コックピットのオーバーヒートにもにも苦しんだし、これも見直す必要がある。ライバルたちとの差は縮まってきているので、この週末から立ち去るのは厳しいが、データを見直して何が起こったのかを確認する」
14位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「信じられないほどハードでとても暑かった。今までのどのレースよりもずっと暑かった。ポイントやコンストラクターズ選手権ランキングの観点からはそうではないけれど、ポジティブな1日だったと思う。コンストラクターズ選手権でポジションを失ったのは残念だけど、まだ5レース残っている。彼らとの戦いは厳しいものだけど、粘り強く順位を取り戻すためにベストを尽くさなければならない。次のレースではアップグレードが入る。僕たち全員がそのことにとても満足しているし、そのアップグレードに取り組むことに興奮している。最初のレースで奇跡が起こるとは思っていないし、それを最大限に引き出すには1~2レースかかるかもしれないけどそれでも楽しみにできるポジティブな要素はいくつかある」
15位:角田裕毅(アルファタウリ)
「今日はシンガポールGPのときよりも暑く感じて、チャレンジングなレースになりました。スタートはうまくいって、ポイント圏内までポジションを上げることができました。マシンのバランスもよく、手応えはあったのですが、速さが足りずペースを保てませんでした。簡単には解決できないかもしれませんが、チームと一緒にデータの解析に努め、今後に向けて改善していけると信じています。ローソン選手とともに戦うのは今シーズン最後になると思いますが、彼のすばらしい活躍にとても感謝しています。チームメートとして、そして友人としても楽しい時間を一緒に過ごすことができました」
16位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「止まる前に気づいたけど、逆走はできないし、ダメージは大きかった。明らかに今日の僕の大きなミスだった。レースが始まる前にストップしてしまった。暑さ、湿度、新しいアスファルトでのハイペースなど、非常に過酷なコンディションだったし、我々全員がそれを感じていると思う」
17位:リアム・ローソン(アルファタウリ)
「とても難しいコンディションでのレースだった。スタートからフィニッシュまで速さが足りず、安定性の問題もあったので、原因を解析しなくてはならない。とても暑い中で、マシンに苦戦しているといいペースを引き出すことがさらに困難だった。次戦はリカルドが戻ってくる予定なので、僕にとって今シーズン最後のレースだったけど、このような結果で終わってしまい残念だ。支えてくれたチームのみんなにとても感謝している」
DNF:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「一番大事なことは、アレックスも僕も大丈夫だということだ。この1週間はずっと体調が悪くて、この暑さで脱水症状になってしまった。マシンをリタイアさせたくはなかったけど、自分の体調を優先させなければならなかった。ゴールにたどり着けなくてチームのみんなには申し訳ない。この厳しいコンディションの中、彼らは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた。来週には完全にリカバリーして、オースティンで巻き返したい。本当に楽しみにしている」
DNF:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「チームのために良いポイントを獲得する大きなチャンスだったけど、熱くなっていて、その瞬間は何が起こったのかよく理解できなかった。後ろからタップされた感触はあったけど、ジョージはどこにも行くところがなかったと思う。本当に不運な状況で、チーム全員に申し訳なく思っている。ブラックリーとブリックスワースのみんなには本当に申し訳ない。みんな信じられないほど懸命に働いてくれているだけに、このような結果は非常に残念だ。ポジティブなことは、マシンのペースが週末を通じて好調だったことだ。ジョージもいい仕事をして挽回し、重要なポイントを獲得することができた」
DNS:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日はチャンスを失ってしまって残念だ。モータースポーツは時に残酷なことがあるのは誰もが知っているところだけど、今日はその最悪の状況を味わった。今日はいいレースができたと思うし、コンストラクターズ選手権にとって重要なポイントを獲得できたと思うから残念だ。どんな状況でもそうだけど、将来のために学ぶべきことは常にある。今は今年の残り5戦に集中する時だ」
カテゴリー: F1 / F1カタールGP / F1ドライバー