F1 イギリスグランプリ セバスチャン・ベッテル
ピレリは、F1イギリスGPでセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンに起こったフェラーリのタイヤ故障は完全に異なる問題に起因するが最初の調査で示されたと述べた。

キミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルはレース終了間際にピレリのタイヤ問題に見舞われてピットインを余儀なくされた。

キミ・ライコネンのタイヤは残り2周でトレッドが壊れ、セバスチャン・ベッテルはその1周後にパンクに見舞われた。その結果、キミ・ライコネンは3位から2位に、セバスチャン・ベッテルは4位から7位に順位を落としてフィニッシュすることになった。

ピレリはすぐに故障の原因の調査を開始。広報担当は、最初の調査の結果では2つの故障は異なる問題が起因していることが示されたと述べた。

キミ・ライコネンの問題はタイヤのトレッドが壊れたが、空気は抜けておらず、ピットに戻ることができた。一方のセバスチャン・ベッテルは完全にパンクしていた。

ピレリは、セバスチャン・ベッテルがその数周前にバルテリ・ボッタスとのバトルでロックさせたことが問題の原因になったかそうかを調べているとしている。

フェラーリの両ドライバーは、タイヤ交換後にハードにプッシュしていたが、レースリーダーのルイス・ハミルトンはタイヤを労わるためにバックオフ。ハミルトンのタイヤには小さなブリスターが出ていた。

「後から考えるのは簡単なことだけど、その時は大丈夫だと感じた」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「キミは似たような問題に見舞われたと思うし、彼のタイヤの方が少なくとも5~6周はフレッシュだった。僕たち二人ともが驚かされたと思う」

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、キミ・ライコネンの問題発覚後に予防措置のためピットインしてタイヤを交換している。

メルセデスのトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがタイヤ状況について逐一報告していたと述べた。
「我々は小さなブリスターを発見し、彼は我々にそれを警告したが、我々はそれがコース上のデブリによってできたのかどうかわからなかった」とトト・ヴォルフはコメント。

「3台のマシンが最後に致命的なブリスターが出ていたのは奇妙だ」

「とにかくパフォーマンスの全てを引き出そうとするものだし、悪い方向に進んでいた可能性もある」

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カテゴリー: F1 / ピレリ