ピエール・ガスリー 「特にエアロに関しては改善すべき点がある」 / アルファタウリ・ホンダF1イギリスGPプレビュー
アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、今週末の第4戦 F1イギリスGPから続く、2020年のF1世界選手権の2回目の3連戦にむけた意気込みを語った。

今週末シルバーストンでF1イギリスGPを開催した後、同じサーキットで70周年記念GPが開催され、その後、バルセロナに移動してF1スペインGPが開催される。

「開幕からの3連戦を終え、マシンに納得はできているが、特にエアロに関しては改善すべき点があると思う。よりよいパフォーマンスができるはずだ」とピエール・ガスリーは語る。

「マシンに特に大きな弱点はないが、よりバランスのいいマシンにするためには、2~3点は改善すべきことがある。最も重要なのは、ダウンフォースをもう少し増やすことだ」

「中団でのマシンのパフォーマンスについては、特にレーシングポイントやマクラーレンが昨年と比較して大きくステップアップしており、僕たちとの間に大きな差ができていることを考慮しなければならない。ウイリアムズも明らかに大きな進歩を遂げていて、今年はルノーと同じく、中団の一角を占めると考えられる。うまくいけば前にいる彼らのマシンに近づいてオーバーテイクできるはずだ」

「先週、ミルトン・キーンズでシミュレーターを1日やってみた。例年とは異なり渡航の制限があるので、僕はエンジニアと一緒にいられず、イタリアのファエンツァとイギリスのビスタ―にいるスタッフとはビデオ会議でブリーフィングを行った。いつも通りとはいかないが、慣れていきたいと思う。次の3連戦については、前の3連戦の疲労も少し出てくるかもしれませんが、僕自身はハンガリーではほとんど走っていませんし特に問題ないと思う。一方で、メカニックやエンジニアたちは感染防止対策を行いながら非常にハイペースで仕事をしなけれればならない。3連戦を複数行うことは簡単なことではないし、パドックのみんなにとっては、非常に負荷の高い状況になる」

「シルバーストンは大好きなコースの一つだ。高速コーナーが多く、マゴッツやベケッツのようなセクションではリズムに乗って走ることができるので、シーズンの中でも最もエキサイティングなセクションだ。(2010~11年の改修で)旧第1コーナーのコプスが超高速コーナーになり、事実上コーナー数が減ったことで、以前よりもエンジンパワーが重視されるようになったコースだ。直線でのスピードがとても重要で、ドライビングが楽しい」

「シルバーストンの2戦目は全員がより柔らかいタイヤを使用することになっているので、1戦目と2戦目では取り組み方をそれぞれ考えなくてはならない。高速コーナーが多いコースではタイヤに負荷がかかるので、オーバーステアやアンダーステアがどれだけ出るかが予選に影響する。レースの距離を考えると、タイヤマネジメントも重要になるだろう」

「シルバーストンでの2戦のあとはすぐにスペインのバルセロナに行く。今となっては、かなり前のことになってしまったが、冬のテストのデータがあるサーキットだ。2月からのマシンの進化を確認するのもおもしろいだろうね。テストは冬で、とても寒かったが、レースは8月の半ばなのでとても暑くなりそうだ。例年とも、レースの時期が異なる。普段レースが行われる5月上旬と比較すると、タイヤマネジメントはより難しくなるだろう。ただでさえ、このコースはタイヤの摩耗が激しいからね」

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