ピエール・ガスリー 「チームと僕自身のプライドをかけた重要な一戦」 / トロロッソ・ホンダ F1アブダビGP プレビュー
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2019年のF1世界選手権の最終戦となるアブダビGPへの意気込みを語った。

今年、シーズン中盤にトロロッソ・ホンダに降格となったピエール・ガスリーだが、前戦ブラジルGPではF1初表彰台となる2位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権で“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる6位につけている。

また、トロロッソ・ホンダとしてもコンストラクターズ選手権で5位のルノーに8ポイント差に迫っており、最終戦アブダビGPは両方の選手権でより上位を獲得するための重要な一戦となる。

「シーズン最後のレースなので、特別な週末になる。僕たちトロロッソにとっては、コンストラクターズ選手権で一つでも上の順位を手に入れるために、とても重要な戦いですし、僕自身も、ドライバーズランキングでトップ3チーム以外での最上位を目指す」とピエール・ガスリーはコメント。

「僕ら自身のプライドと、選手権上位になって今季ここまでの向上、そして来シーズンに向けてパフォーマンスレベルを示すためにも、いい形でシーズンを終えたいと思う」

「今週末のランキングをかけた戦いはエキサイティングなものになると思うけど、フランツ(トスト代表)にとっては、『エキサイティング』では表せないほどの感情が沸き起こるだろうね!」

「これが終われば3~4カ月レースをしなくなるので、最終戦はいつも少し寂しい気持ちになる。日曜の夜にはシーズンが終わったんだという実感が沸いてくると思う」

「このヤス・マリーナでは、GP2時代に優勝経験があるけど、F1ではあまりいい結果を残せていない。ただ、コースは好きで、特にテクニカルな最終セクターを気に入っていて、流れるようなリズムで走る感じが好きだ。また、寒いヨーロッパから来るので、ここの温暖な気候もうれしい。そして、GP2のタイトルを決めた思い出の場所でもある」

「もちろん、夜にレースが行われるので、コクピット内は少し涼しいし、同じナイトレースでもシンガポールほど過酷ではない。レースは厳しい戦いとなるし、コンディションは一定しないので、マシンをうまくコントロールしなければならないけど、それもまた楽しみだ」

「日曜の決勝では何が起きてもおかしくない。今季の成績には満足していて、特に中盤でトロロッソに戻ってきてからの走り、そしてブラジルでの2位で初めて上ったF1の表彰台はきっと忘れないだろう」

「ただ、レースをしない時間も楽しみにしている。クリスマスの時期には、フランスで友人や家族と過ごす予定だ。今年は忙しくてなかなか彼らに会う時間が取れなかった。それが終われば、米国で行われるレッドブルのトレーニングキャンプに参加して、ハードに鍛えて、来季の準備を進める。冬休みを楽しむためにも、最終戦で好結果を残さなければならない。アブダビに向けて全力で取り組んでいく」

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