シャルル・ピック
シャルル・ピックは、シーズン前に6日間のテストしかできないことで、2012年開幕戦でのF1デビューに準備するのは厳しいチャレンジになると考えている。

フランス人ドライバーのシャルル・ピック(21)は、2012年にマルシャ(現ヴァージン)でF1デビューを果たす。

アブダビ若手ドライバーテストでF1マシンを初めて走らせたシャルル・ピックだが、メルボルン前の公式テストは12日間しかなく、チームメイトのティモ・グロックと均等に走行時間を分け合うことになる。

予備知識を得るためにシミュレーターを最大限に活用して準備に真剣に取り組んでいくと語るシャルル・ピックだが、ベストな状態を整えるには厳しい冬になるだろうと考えている。

パリで記者会見に出席したシャルル・ピックは、テストが6日間しかないことについて「心配はしていないけど、心得ておく必要がある」とコメント。

「いろいろなやり方で物事を学んでいけるようにタイムテーブルを用意する必要がある。6日間のテストは非常に短期間だし、メルボルンにむけて準備するためには十分ではない。2カ月間の冬を無駄のないように使うために良いプログラムを準備する必要がある」

「何も恐れてはいないけど、タフになることは完全に心得ている。一生懸命取り組んでいかなければならない。でも、心配はしていない。出来る限り最高の仕事がしたい」

シャルル・ピックは、水曜日にヴァージンのファクトリーを訪れて、今週後半にシミュレーターでの初走行を予定している。

シャルル・ピックには、元F1ドライバーのオリビエ・パニスがアドバイザーとしてついており、F1へのチャレンジをサポートしている。

記者会見に同席したオリビエ・パニスは、シャルル・ピックに価値あるアドバイスを与えられると考えている。

「もちろん、時間が必要だ」と1996年のモナコGPウィナーであるオリビエ・パニスはコメント。

「F1は簡単ではない。難しくなっているし、7日間のテストは正常とは言えないが、マクラーレンとのパートナーシップとシミュレーターは彼の大きな助けになってくれるはずなので、初レースまでにしっかりと利用していかなければならない」

「彼のアブダビでの適応は傑出していたし、彼がここにいられるのは幸運なことだ。彼に走りを教える必要はないだろう。彼はとてもいいからね。だが、アプローチ方法やF1に必要とされるメディア対応やプロモーション、チームのメンバーとしての行動などは手助けしていくつもりだ」

「私の仕事は、彼の手助けをすることだ。快適さを与えることはできないかもしれないが、F1とその政治について、そして常に良くなっていくためにアドバイスすることはできるだろう」

オリビエ・パニスの援助についてシャルル・ピックは「彼は多くのものを与えてくれている。彼にはF1での長い経験があるし、キャリアもないので、彼が近くにいてくれることは幸運だ」

「彼は僕がさらに発展し、進歩するのを手助けしてくれるだろうし、もちろんいくつかのミスは避けられるかもしれない。彼はこの新しい冒険に乗り組み、スタートするのを手伝ってくれる」

またシャルル・ピックは、経験豊富なティモ・グロックと一緒に作業することも、F1で予備知識を得るというタスクの助けになると考えている。

「絶好の機会だと思う。彼は素晴らしいドライバーだし、多くの経験があるので、チームメイトとして彼がいることはチャンスだと思う」

「初年度に物事を学ぶチャンスだし、シーズン序盤にできるだけ早く進歩できるようにできるだけ多くのことを学ぶつもりだ」

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カテゴリー: F1 / シャルル・ピック / ヴァージン / マルシャ