ジャック・ドゥーハン F1復帰へ決意「僕はレーシングドライバーだ」

2025年シーズン途中にアルピーヌのレースシートを失った後、2026年からハースに加入したドゥーハンは、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンをサポートしながら再びグリッドへ戻る機会を待っている。
2027年がF1復帰への勝負の年
Sky Sports F1のインタビューで、ドゥーハンはフルタイムのF1シート獲得が依然として最優先事項であると強調した。
「もちろんそうだ。来年それを実現することが目標だ」
「2027年に実現しなければ、よほど異常なことが起きない限り、その後にチャンスが巡ってくる可能性は低いと考えるのが普通だろう」
「だから焦点は来年マシンに乗れる立場に自分を置くことだ」
「もしそれが実現しなくても、楽しいマシンで素晴らしいレースキャリアを続ける機会はたくさんあると思う」
ドゥーハンは2024年アブダビGPでF1デビューを果たし、2025年シーズン開幕から6戦を戦った。しかしマイアミGP後にフランコ・コラピントへ交代する形でシートを失った。
その後、本人はアルピーヌが自分を降ろす決定を2025年シーズン開幕前から固めていたと感じていたことを明かし、その経緯を「かなり残酷だった」と表現していた。
ル・マン初挑戦への期待
F1復帰を目指す一方で、ドゥーハンは耐久レースにも新たな挑戦を始めている。
来週のル・マン24時間レースではニールセン・レーシングからLMP2クラスに参戦。ヨーロピアン・ル・マン・シリーズとの並行参戦となる。
「本当に素晴らしいレースになると思う」
「ここにいながら、その挑戦を許してくれている両チームには感謝している」
耐久レース参戦はまだ4か月ほどだというドゥーハンだが、スティントの長さやドライバー交代など、F1との違いに適応している最中だと語った。
「まだ本当に始めたばかりだ。たった4か月だからね」
「まったく別物だ。特に交代後に初めてブレーキを踏む瞬間などは大きく違う」
「夜間走行を楽しみにしている。レース全体では12時間近く走ることになるかもしれないので、本当に長いレースになる」
「夜間や早朝の走行が楽しみだ。3時間のスティントに集中して走り続ける。とてもワクワクしている」
まだハースF1マシンでの走行経験なし
興味深いことに、ドゥーハンはハース加入後もまだF1マシンで走行していないことを明かした。
平川亮がすでにリザーブドライバーとして活動していたこともあり、テスト計画は事前に割り当てられていたという。
「まだ走っていない。これまではあまり機会がなかった」
「当然ながらチームの主力ドライバーが最優先だ。そして2月中旬に新しいプログラムへ加わると、平川亮のようにすでに関わっているリザーブドライバーもいるので、計画はかなり前から決まっている」
「でも近いうちにマシンに乗ることになる。それは本当に楽しみだ」
F1への執念は変わらず
現在のドゥーハンはF1の週末に帯同しながら、耐久レースにも挑戦するという異例の立場にある。しかし本人の視線は依然としてF1に向けられている。
2027年のグリッド復帰を「最後の大きなチャンス」と位置付ける発言からも、その危機感は明らかだ。
それでもドゥーハンは最後に、自身のアイデンティティについてこう語った。
「ただレース現場にいるだけでも、自分の名前の横に貼られた『僕はレーシングドライバーだ』という証明になるんだ」
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