セルジオ・ペレス ドジャース戦で始球式「キャデラックF1で新たな挑戦」
キャデラックF1のドライバー、セルジオ・ペレスが2025年9月17日(水)、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズ戦の試合前に始球式を務めた。

35歳のセルジオ・“チェコ”・ペレスは、メキシコの独立記念日とメキシカン・ヘリテージ・マンスを祝う特別な機会として、ドジャー・スタジアムでハンドルをボールに持ち替え、始球式を行った。

スタンドでは多くのファンが彼の名前を叫び、温かい拍手を送った。リラックスした様子で登場したペレスは、2026年にキャデラックからF1復帰を果たす準備を進めている。

「正直、野球はあまり詳しくないんだけど、こうした招待や、このような場所を知る機会はいつも特別だ」と、6度のグランプリ優勝を誇るペレスは語った。

試合前にはドジャースの選手たちと交流し、バッティング練習にも立ち会った。さらに、クラブハウスではユニフォームとレーシングヘルメットの交換も行った。

セルジオ・ペレス F1 ドジャース

今年8月、レッドブルでの4シーズンを経てキャデラックF1への加入を発表したペレスは、イングランドのチーム拠点でシミュレーターをテストする予定を明かした。さらに1か月後には実際にマシンに乗り込む計画もある。

「それぞれが自分の役割をしっかり果たす強いチームを作ることができれば、必ず驚かせられると思う」と、グアダラハラ出身のペレスは語った。

また、自身のキャリアで積み重ねてきた経験を最大限に活かし、キャデラックのプロジェクトを加速させたいと強調した。

「僕にとっては、自分の学びを全部持ち込んで、できるだけ早くチームを前に進めることがとても重要だ」とペレスは話した。

さらに過去数年間の困難を振り返り、再びスポーツを楽しめるようになりたいと心境を明かした。

「この数年は厳しかったので、また楽しめる場所に戻りたい。そして同じ情熱を持ったチームと一緒に働きたいと思っていて、それをキャデラックで見つけたと感じている」とペレスは述べた。

セルジオ・ペレス キャデラック F1

さらにペレスは、ボクシングで敗れたばかりの同胞サウル・“カネロ”・アルバレスを称賛した。

「彼の負け方がとてもよかった。すべてを出し切って、敗北を受け入れていた。素晴らしいプロフェッショナルであり、だからこそ今の地位にいるんだ。僕たちはカネロをとても誇りに思わなければならないし、彼が現役でいる時間を存分に楽しむべきだ。だって、彼のあとに僕たちをこれほどまでにワクワクさせてくれる人が出てくるのは難しいだろうから」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / キャデラックF1チーム