レッドブルF1のセルジオ・ペレス 「RB16Bには多くのポテンシャルがある」
セルジオ・ペレスは、レッドブル・ホンダF1の2021年F1マシン『RB16B』で初走行を実施。“多くのポテンシャルがある”と語った。

レッドブル・ホンダF1は、2月24日(水)にフィルミングデーを利用してシルバーストンで2021年のF1世界選手権に投入する『RB16B』のシェイクダウンを実施。セルジオ・ペレスが最初にRB16Bを試し、マックス・フェルスタッペンに引き渡した。

前日にレッドブルの2019年F1マシン『RB15』をドライブしたセルジオ・ペレスは、2台のマシンを比較して『RB16B』は顕著な“ステップ”を感じることができると語った。

「新しいマシンを運転することは、ドライバーにとってもチームにとっても常に特別なことだ。彼らは冬の間ずっと懸命に働いてきたので、ようやくマシンをコースに出すのはとても感動的な日だ。ポテンシャルはたくさんあると思う」とセルジオ・ペレスはコメント。

「コンディションは良くなかったけど、マシンのフィーリングは良かった。とてもエキサイティングだ。今週初めにRB15をドライブしたが、今日は全体的なグリップと最高速度のステップを感じることができた」

フィルミングデーでの走行はわずか100km(シルバーストンのグランプリレイアウトでは17周)に制限されているが、それでもマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは、3日間に削減されたバーレーンでのプレシーズンシーズンを前に、RB16Bで貴重なトラックタイムを獲得した。

また、ドライバーとチームの両方は、ホンダF1がシーズン終了後に撤退する前に、昨年から開発を前倒して完成させたホンダの新しいF1パワーユニット『RA621H』に関する重要なデータを得た。

「冬休みのあと、RB15での数周からスタートし、RB16Bに飛び乗った」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

「今日のような日は、マシンと新しいパワーユニットに慣れ、バーレーンでテストを行う前に物事をスムーズに実行し、十分な準備をすることが重要だ」

「F1マシンを運転するのはいつだっていいことだし、初めてピットアウトするのはとてもいい気分だ」

レッドブルとホンダF1は、RB16Bが前年モデルで直面した問題に対処し、2021年F1世界選手権でも優勝候補のメルセデスと、V6ターボハイブリッド時代でこれまでで最も困難な戦いをすることを望んでいる。

リザーブドライバーのアレクサンダー・アルボンもチームに帯同し、RB15を終日ドライブした。

レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、「新しいマシンが初めてコースに出て、ドライバーが最初のラップをするの見るのは常に素晴らしいことだ」と語った。

「今日はフィルミングデーだったが、すべてが梱包されてバーレーンに送られる前に、すべての基本がうまく機能していることを確認できた。その点で、今日は成功だった」

「ここでアレックスがマックスと一緒にRB15をドライブしたのも良かった。アレックスは、RB16Bの開発で重要な役割を果たすので、鋭いままでいることが重要だ」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / ホンダF1