マクラーレン、チームオーダーを否定
2008年7月21日

ドイツGPの決勝レースで優勝したルイス・ハミルトンは、レース中盤のセーフティカー導入時にピットインしない戦略をとり、結果的に最後のピットストップを終えた時点で1位から5位まで後退した。
その後、順位を上げていく際、チームメイトのコバライネンが、まるでハミルトンにポジションを譲ったかのように見受けられた。
フィジケラ、25秒加算ペナルティで16位に降格
2008年7月21日

スチュワードによると、フィジケラは、ティモ・グロックのクラッシュによりセイフティカーが導入された際、‘Lapped cars may now overtake(周回遅れのクルマはオーバーテイクしてもよい)’というサインが表示される前にピットに入った。そのため、ピットアウト後はセーフティカーを追い越すことはできなかったが、フィジケラはセーフティカーを追い越し隊列の後ろに付いた。
F1ドライバー契約一覧:2025年で契約満了となるのは角田裕毅を含め5名
2025年7月20日

今季も折り返し地点を迎え、現行の契約状況が改めて注目されている。複数年契約を結んでいるドライバーがいる一方で、レッドブルの角田裕毅を含めて2025年末で契約が切れる者も多く、未確定要素が山積みだ。
トヨタ、ティモ・グロックのクラッシュを語る
2008年7月21日

まず、ティモの容態はいかがですか?
「幸いティモには何も問題ない。これこそが一番重要なことだ。今回のアクシデントでは明らかにその衝撃が大きく、彼もすぐにはクルマから出てこなかったため、サーキット内のメディカルセンターに運ばれた。これはこうした状況では通常の手続き通りだ。怪我をした徴候は何もなかったものの、用心としてレントゲンを含む更なる精密検査を受けるべく、そこから病院へと移送された。現在彼は諸々の検査を全て終え、何も問題ないことが既に確認されている。脳震盪も起こしていない。」
F1第10戦ドイツGP決勝 (ドライバーコメント)
2008年7月21日

FORMULA 1 Grosser Preis von Deutschland 2008
1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今日は何もかもうまく行った。わずか7周で23秒のリードを稼ぎ出せと指示された時は、限界を超えなければならないなと思ったが、やり遂げることができた。今週末はマクラーレン・メルセデスがベストマシンだったので、プッシュしても余裕を感じていた。だから絶対にできる、と思っていたのも事実だ。最終スティントは、僕にとって雌雄を決する戦いだった。セーフティカーが入った時に、ピットに入るべきかどうかチームに訊ねたが、ベストの戦略を採ってくれると信じていた。必ずしもその戦略がうまく行ったわけではないが、今日のマシンフィールならどんどんプッシュできるとも思っていた。ヘイキは、こちらの方が速いと分かっていた。抵抗せずにいてくれたヘイキに感謝したい。フェリペ(マッサ)のスリップに入って完璧にパスできた時は、これで仕事は終わった、と確信した。同じことをネルソン(ピケJr.)に繰り返せばいいと分かったからね。今日の勝利を導いてくれたのは、スタッフのハードワークにほかならない。天狗になってはならないが、努力は必ず報われることは覚えておいていいだろう。今日は完璧なレースだった」
マクラーレン:ハミルトンが今季4勝目(ドイツGP)
2008年7月21日

スタートから圧倒的なペースでトップを独走したハミルトン。しかし、ティモ・グロックのクラッシュによるセーフティカー時に、チームはピットインせず、コース上に留まる決断をした。この決断が裏目に出て、2度目のピットストップのあと4位まで順位を落としたハミルトンだったが、そこから怒涛の追い上げをみせ、メルセデス・ベンツの地元ドイツで、今季4勝目をあげた。
(コバライネンのオーバーテイクは、ややグレーな追い越しだったが・・・)
ルノー:ネルソン・ピケJr.が2位表彰台(ドイツGP)
2008年7月21日

17番手からスタートしたネルソン・ピケJr.が2位表彰台を成し遂げた。ピケJr.は、ティモ・グロックがクラッシュし、セーフティカーが入る直前にピットインし、1ストップ戦略に切り替えた。その決断が功を奏し、F1での自身初となる表彰台を獲得。序盤戦の戦いに厳しい意見が出ていたピケJr.だが、ここにきて、大きな仕事をやってのけた。
一方5番手からフェルナンド・アロンソは、スタートに失敗し順位を落とし、その後もスピンするなど苦しいレース展開。結局、11位でレースを終えた。
トヨタ:ティモ・グロックが大クラッシュ(ドイツGP)
2008年7月21日

2列目4番手からスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、スタートで順位をキープしたものの、その後順位を一つ下げ、序盤は5番手で走行。第2スティントまでトップ6の中で走行したが、2度目のピットストップの後、車のバランスに苦しみ、最終的に9位でチェッカーを受けた。
一方11番手スタートのティモ・グロックは一つ順位をあげ10番手となった。ティモは、長い第1スティントにおいて順位を上げたが、36周目で、クルマがコントロールを失いウォールに激突。怪我は無かったものの、マシンは大破して無念のリタイアとなった。
フェラーリ:マクラーレンに歯が立たず(ドイツGP)
2008年7月21日

コンストラクターズランキングで首位に立つフェラーリだが、今週末は終始、マクラーレンにペースを奪われるグランプリとなった。
レース中はグリップ不足に苦しみ、マッサは、序盤からハミルトンのペースについていけず、ピケJr.とバトルすることすらできなかった。前年チャンピオンのライコネンは、中団でのレースとなった。
ホンダ:バトン最下位、バリチェロはリタイア(ドイツGP)
2008年7月21日

スタート直後の混乱もなく、ホンダ勢は1周目でそろってひとつポジションを上げたが、バトンは13周目にはデビッド・クルサード(レッドブル)にかわされ、14番手に後退する。
12番手まで上がっていたバトンは最初のピットインで、オプションタイヤ(ソフト側)からプライムタイヤ(ハード側)に切り替え、28周目には18番手を走行する。その後、12番手を走っていたバリチェロもピットへ向かう。折り返し点の34周目で、バリチェロ、バトンは16、17番手につける。