アメリカ F1
レースプロモーターのタボ・エルムンドと資本家のジェームス・カーニー率いる投資グループが、2016年に2つ目のアメリカチームをF1グリッドに並べたいと考えているという。

すでに2016年にはノースカロライナを拠点とするハースF1チームがフェラーリと技術・エンジン面で提携して参戦することが決まっている。

Motorsport.com によると、タボ・エルムンドとニューヨークの資本家であるジェームス・カーニーは、2016年の開幕に間に合うように既存チームの買収を考えているという。

タボ・エルムンドは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズを開発し、バーニー・エクレストンと契約を結んで2012年にアメリカGPをカレンダーに復活させたことで有名。さらに、今年の11月1日(日)に23年ぶりに開催されるメキシコGPの復活にも大きな役割を果たした。

買収の対象はマノー・マルシャではないかと推測されている。今年、マノー・マルシャは、アイルランドのビジネスマンであるスティーブン・フィッツパトリックによって管財人の下から救済されたとされているが、両者からの正式発表はない。

また、ロータスには、2017年までにルノーが買収を考えているとの噂があるため、コンソーシアムが既存チームの買収を考えるなら、マノーが最も論理的な選択肢といえる。

取引が成功すれば、2016年シーズンのグリッドに2つのアメリカチームが並ぶことになる。

バーニー・エクレストンは、アメリカ進出の野望を常々明らかにしており、グリッドにもう一つチームが増えれば、アメリカ国内でスポーツの立場をさらに強化することができるだろう。

バーニー・エクレストンは、テキサスで行われるアメリカGP以外にアメリカで2つ目のレースを開催したがっている。過去にニューヨークの摩天楼を背景にしたニュージャージーでのレースが2013年と2014年の暫定カレンダーに記されたことがあるが、この計画は失敗に終わっている。

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カテゴリー: F1 / F1関連