オスカー・ピアストリ F1アゼルバイジャンGP会見「方針は共有済み」
マクラーレンはアゼルバイジャンGPでコンストラクターズ選手権を史上最速で決める可能性がある。オスカー・ピアストリは「今年は“必然性”を感じるシーズン」と語り、チームの完成度に手応えを示した。

モンツァでのポジション交換については「議論を重ね、どう戦うかは全員で合意した」と強調。詳細は「公開しない」としつつ、個人の総括として「速さでは3位相当だった」と自己評価した。

開幕からの強さについて、ピアストリは「去年とは全然違う。クルマが一段良く、チームも非常に良く機能している。どこか“必然性”を感じるシーズンだし、全員の努力の証拠だ。僕はそのクルマを運転するラッキーな立場にいるだけ。みんなを誇りに思う」と語った。

モンツァの件を受けた今後の運用については「たくさん議論して多くを明確にした。どうレースするかは全員で合意している。だが僕らの情報を出してしまうと他チームに狙われやすくなるから、詳細はチーム内に留める」と説明した。

「もし優勝が懸かった状況でも譲ったのか」との問いには「実際にはそうじゃなかった。仮定の話は難しい。難易度は上がったかもしれないが、結論が変わったかは分からない。そういう状況にならないようにする」とピアストリは語った。

バクー攻略については「すごくユニーク。低速コーナーと長い直線、そしてブレーキングがとても重要。15コーナーから先は全開時間が長く、最長レベルの直線に感じる」と述べた。

モンツァ当日の無線発言や“シナリオリスト”への言及に関しては「全てのケースを事前に列挙はできない。モンツァではスローピット以外に“ピット順”という要因もあった。そこは話せるが、他はチーム内の話だ」とした。

レース後にマーク・ウェバーと交わしたやり取りについては「特に多くは話していない。僕自身の最大の教訓は、純粋な速さでは週末を通して3位相当だったこと。チームともマークとも話し合い、今後の方針で一致している」とピアストリは語った。

外部の反発や自由度への懸念には「驚きはない。あれに“正解”はない。逆の判断でも半分のファンは不満を言っただろう。タイトル争いの自由度は十分ある」と言い切った。

フォーマット変更案については「スプリント増自体は必ずしも悪くないが、毎戦は不要。リバースグリッドは競技の観点から望ましくない」と反対姿勢を示した。

カルロス・サインツの再審請求が認められた件では「最終的に正しい判断がなされた。FIAとスチュワードがそれを示せたのは良いことだ」と評価。バクーの好み度合いについては「ど真ん中くらい。最上位でも最下位でもない」と位置づけた。

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム / F1アゼルバイジャンGP