ピアストリ、マクラーレンの方針信頼「ノリスがF1王者でも何も変わらない」

マクラーレンは今年、両ドライバーに同じ機会を与える“パパイヤ・ルール(Papaya Rules)”を掲げ、平等を強調してきたが、ノリスへの贔屓があるという指摘は絶えなかった。
ピアストリは、それでもチームの姿勢は2026年も変わらないと信じている。
「それで何かが変わるとは思っていない」とピアストリはアブダビでの最終戦後に語った。
「彼は素晴らしいシーズンを過ごし、ふさわしいチャンピオンになった。でも、ランド・ノリスはランド・ノリスのままだ。スーパーマンになったわけじゃない」
ピアストリは、4月のサウジアラビアから10月のメキシコGPまで選手権をリードする期間もあり、タイトル争いの主役として存在感を示した。
「なので、その点で何かが変わるとは思っていない。チームにはこれまで通りの“完全な公平性”と“平等”を期待しているし、それが変わる心配はまったくしていない。明らかに、ランドは今年とても強いシーズンを送ったし、最終的には彼の方が良い仕事をした」
“Papaya Rules”は時に緊張を生んだが、互いを強くした
ピアストリは、チームが今季のタイトル争いで両ドライバーを対等に扱おうとした姿勢が、時に難しい状況を生んだと認める一方、それが互いを成長させたと強調した。
「コンストラクターズとドライバーズの両タイトルを、実力が拮抗した2人のドライバーで争うのは簡単じゃない。でも、それはシーズン当初から分かっていたことだ」
「最終的には、そこから得られる良いことがたくさんある。確かに難しい瞬間や緊張があったのは事実だけど、ランドと僕は、お互いを限界までプッシュし合ったことで、より良いドライバーになれた。ときにはチーム全体にとって居心地の悪い場面もあったけれど、結局のところ、それは良い方向に働いた」
「1年を通してたくさん話し合ってきたし、オフシーズンにも来年に向けて少し変えたいことがあれば議論するつもりだ。でも結局、チームは僕たち2人がフェアに世界選手権を戦えるよう、できる限りの機会を与えてくれた。それ以上求めるものはない」
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