オリバー・ベアマン F1オランダGPで6位入賞に驚き「最後尾で終わると思った」
オリバー・ベアマン(ハース)は、ピットレーンスタートという不利な状況から驚異的な追い上げを見せ、最終的に6位でチェッカーを受けた。規則違反によるペナルティとパワーユニット交換で後方からの戦いを強いられたが、混乱の多いレースを冷静に切り抜けた。

3度のセーフティカーや上位勢のリタイアを巧みに利用し、中団争いではガスリーをオーバーテイクするなど見せ場を作った。チームにとっても大きなポイント獲得となり、若手として存在感を示す結果となった。

「この2時間に何が起きたのか、自分でも分からないよ!」とベアマンはコメント。

「もちろん結果にはすごく満足しているし、2台そろってポイントを獲得できたのは素晴らしい。ここ数戦は運に恵まれていなかったから、今回はとても嬉しい」

「ここではオーバーテイクがとても難しいから、僕たちはセーフティカーがいいタイミングで出ることに賭けて、ハードタイヤでスタートした。最初のセーフティカーで、ミディアム勢がみんなフリーでピットストップできたから、その時は僕たちは最後尾で終わると思ったんだ。でも2回目の介入が僕たちに味方してくれて、それが功を奏した。セーフティカーが出たときは本当に嬉しかったけど、もちろん少し運もあったね」

オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) F1 オランダGP

「計画はできるだけ多くの周回を重ねることだった。でも残り25周くらいで、僕はエンジニアに戦略を捨てて新品タイヤに替え、再び攻めるべきだと言い始めた。このサーキットのようにフロントレフトに厳しい場所で、タイヤを長く使いすぎると再スタートのときに不利になる。なぜならタイヤがかなり冷えてしまうからだ。後ろのドライバーからのプレッシャーもあったけど、幸運なことに僕はDRS圏内に留まることができた。ここではDRSに留まれれば、たいていポジションを守れるんだ」

「僕にはこの結果が絶対に必要だった。今年前半はミスをしすぎた。サマーブレイク中にすべてをリセットして、自分のパフォーマンスを詳しく見直した。自分が何ができるかを示す場面もあったけど、同時にミスも犯した。それはある程度予想していたけど、改善しなければならない。この週末も完璧ではなかったし、特に予選はうまくいかなかった。でもなぜそうだったのかをチームとして理解できた。ポテンシャルはあるし、マシンは素晴らしい。残り9戦に向けて僕はとても自信を持っているよ」

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