アルピーヌF1 2026年F1マシン『A526』搭載のメルセデスPUを初始動

今回のファイアアップは、2026年F1レギュレーション導入を前にした重要な節目となる。
シャシーとパワーユニットを初めて組み合わせ、両者が正しく連携して作動するかを確認する工程であり、新車開発における基礎段階の完成を意味する。
アルピーヌにとって、このファイアアップは単なる新車立ち上げ以上の意味を持つ。2025年シーズン限りでルノーによる自社パワーユニット開発を終了する決断を下し、2026年からはメルセデス製パワーユニットを初めて使用する体制へと移行するからだ。今回のA526は、その最初の実走行世代となる。
メルセデスは今後もワークスチームを含め4チームにパワーユニットを供給するが、アルピーヌはそのカスタマーチームの一角として新たなスタートを切る。チームはすでにクリスマス前に2026年仕様パワーユニットのエンジン音を公開しており、次世代F1マシンのサウンドの一端も示していた。

2025年シーズン、アルピーヌはコンストラクターズ選手権最下位に沈む厳しい結果に終わった。こうした状況を受け、エンストンのチームは早い段階から2026年マシンの開発に注力する判断を下している。新レギュレーション初年度での巻き返しを見据えた、明確な戦略転換だった。
アルピーヌは1月15日に2026年シーズンローンチを予定しており、その際には新リバリーも公開される見通しだ。マシンは月末に初走行を迎える予定で、今回のファイアアップ完了によって、実戦に向けた準備は着実に次の段階へ進んだ。
すでにアストンマーティンが冬季シャットダウン前に初ファイアアップを終えている中、アルピーヌは新時代を前にファイアアップを公表した2番目のチームとなった。A526の始動は、2026年F1シーズンに向けた開発競争が本格化しつつあることを示す象徴的な出来事と言える。
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