中嶋一貴
中嶋一貴は、ポール・リカールで2012年FIA世界耐久選手権に参戦するトヨタ TS030 ハイブリッドでの初テストを行った。

一貴、トヨタ TS030ハイブリッドでの初走行の感覚はいかがでしたか?
とても刺激的でしたし、初めてル・マン プロトタイムを走らせることは興味深い経験でした。コックピットは、以前走らせていたクルマと比べるとタイトでしたが、うまく運転することができました。

マシンには多くのポテンシャルがあると思いますし、そのポテンシャルを確認するために限界まで攻めてみました。バランスはいいですし、運転していて楽しいですね。ハイブリッドシステムもとても面白いです。特に僕たちはうまくハイブリッドを使い始めることができましたしね。

ル・マン プロトタイプは初めてできたよね...
そうです。マシンは違いますが、ドライビング面での違いはわずかです。グリップの限界を見つけて、それに対応するだけです。もう少し多くのラップが必要ですが、ペースはすでにいいですし、かなり自信を持っています。

夜間にも運転していましたが、楽しかったですか?
以前にも夜間に走ったことはありますが、ツーリングカーでしか走ったことはありませんでした。こんなに速いマシンで走ったのは初めてです。このトラックにはあまり照明がないので簡単ではありませんでした。でも、ナイトコンディションに慣れるための別の機会を持てると思っています。日光のもとで走る方が好きですが、異なる経験ですし、違ったチャレンジですね。

すでにル・マンでレースをしているアレックスとニコラスはどのように彼らの経験をシェアしていますか?
初参戦でいきなりル・マンに勝つのはとても難しいことです。それを成し遂げられたドライバーは多くいませんし、それはどれくらい難しいことかを示しています。アレックとニコラスには多くの経験がありますし、それはかなり助けになっています。耐久レース特有の時間の管理の仕方を含め、彼らは僕の質問のすべてに答えてくれます。いつ食事をすればいいか、どのように睡眠をとればいいかなど。すべての側面が懸念されます。特にトラフィックに関しては、スーパーGTでの経験が助けになるでしょう。ご存じのように2011年のル・マンの3人の勝者のうち2人がスーパーGTでレースをしていました。それも自身を与えてくれますね...

ル・マンにはどのようなことを期待していますか?
ケルンのTMGのドライバーシミュレーターでサーキットを経験しました。トラフィックはなかったですが、本当にエキサイティングな経験でした。リアルであそこを走るのを楽しみにしてます! レースをするのが待ち切れません。観客の多さなど、特別な雰囲気についても多くのことを聞いています。ル・マンにはまた行ったことがないので、素晴らしい経験になるでしょうね!

主要諸元表:トヨタ TS030ハイブリッド

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カテゴリー: F1 / 中嶋一貴 / トヨタ / ル・マン24時間レース