ミック・シューマッハ、インディカーのオーバル初走行を満喫「楽しい」
ミック・シューマッハは、2026年インディカー・ルーキーシーズンに向けた準備の一環として、初めてオーバルコースでの走行を経験した。

舞台はフロリダ州のホムステッド=マイアミ・スピードウェイ。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングによる非公開テストで多くの周回を重ね、本人は強い手応えと高揚感を口にしている。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は水曜日、マイアミ中心部から南へ約30マイルに位置するホムステッド=マイアミ・スピードウェイでプライベートテストを実施した。シューマッハは2026年シーズン、同チームのフル参戦ドライバー3人のうちのひとりとしてインディカーに臨む。

テスト車両は、まだ完全なブラックカラーのレイホール・ホンダで、カーナンバーは47。午前中はチームメイトのグラハム・レイホールが先に走行し、路面コンディションに合わせたセットアップ確認を担当した。テスト開始時は雲が多かったものの、次第に天候は回復し、気温は20〜23度の範囲で推移した。

2011年以降、ホムステッドのオーバルはインディカーのレースカレンダーから外れ、テスト専用として使われている。今回も例外ではなく、レイホールによるシェイクダウン直後に、シューマッハが初のオーバル走行に臨んだ。

このテストには、元インディカードライバーのライアン・ブリスコーも帯同していた。オーストラリア出身のブリスコーは、数日前にRLLのドライバーコーチとして加入したばかりで、特にシューマッハのサポートを担っている。

オーバル初走行後の率直な感想
テスト当日、RLLのSNSに投稿された短い動画の中で、シューマッハは手応えをこう語った。

「ここまでテストはうまくいっている。かなり多くの周回を重ねることができた」

「いくつかセットアップ変更も行って、今の状態をさらに良くしようとしているところだ」

午後に向けての目標については、「リストにある項目をいくつか消化していくこと」と説明し、動画の最後には満足そうな表情を浮かべた。

「楽しい。続報を楽しみにしていてほしい」

ミック・シューマッハ インディカー

“ブレーキなし”の感覚に順応
その後、シューマッハはオーバル特有の走りについて、もう少し踏み込んで振り返っている。

「普通のサーキットとの最大の違いは、ブレーキを使わずにコーナーへ入っていくことだ。これは最初、慣れる必要があった」

「アクセルを緩めずにマシンをコーナーへ投げ込めると感じられたのは、まったく新しい体験だった。でも比較的早く順応できたし、大きな問題もなかった」

一方で、学ぶべきことがまだ多いとも率直に認めている。

「オーバルでは、まだ学ぶことがたくさんある。でも、正しい方向には進んでいると思う」

次なるステップと2026年開幕へ
最初のオーバルテストを終えたシューマッハには、開幕前にさらに2回の公式テストが控えている。

2月9日と10日には、全チーム参加のもと、セブリング・インターナショナル・レースウェイのショートコースで合同テストが行われる。ここは路面の凹凸が多く、市街地レース対策として毎年重要視される冬季テストだ。

続く2月17日と18日には、アリゾナ州フェニックス・レースウェイで、シーズン前最後のオーバルテストが予定されている。フェニックスは1マイルのオーバルで、2026年にインディカーのレースカレンダーへ復帰。2018年以来となるレースが、3月7日に第2戦として開催される。

そのわずか8日後、3月15日には、テキサス州アーリントンの新設市街地サーキットで決勝が行われる。シューマッハ自身はこの一戦を「ミニ・ホームレース」と表現しており、インディカーでの本格的な挑戦が、いよいよ現実のものとなる。

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カテゴリー: F1 / ミック・シューマッハ / インディカー