ミック・シューマッハ 2026年インディカーに電撃フル参戦 RLLと正式契約
ミック・シューマッハが2026年シーズンにレイホール・レターマン・ラニガン(RLL)からインディカーにフル参戦することが正式に発表された。元ハースF1ドライバーであり、フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身のシューマッハーは、WECでの2シーズンを経てシングルシーターへ復帰する。

シューマッハーは「アメリカ式のモータースポーツはより純粋でダイレクトなレースという印象で、そこにすぐにワクワクした」と語り、ステアリングを握る新たな舞台への期待を露わにした。

「純粋でダイレクトなレース」を求めてインディカーへ
シューマッハーは単にシリーズ転向を決めたのではなく、欧州とは異なるアメリカ流のレース文化への魅力を強調している。

「F1と耐久の両方を経験してきたし、いろいろなカテゴリーを走ってきた経験が、このパートナーシップに必ずプラスになると思っている。RLLはすでにテストの時点でとても良く準備してくれたし、一緒に多くを築けると確信している」と述べた。

シューマッハーは10月にインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)のロードコースでRLLのテストを実施。その直後には「インディカーが、自分がまだ戦えるカテゴリーの中で最も近い存在だ」と語り、参戦の可能性を示唆していた。

RLLは高評価「全員が彼に惚れ込んだ」
チーム共同オーナーのボビー・レイホールは、テスト時のパフォーマンスに強く印象づけられたと説明する。

「IMSロードコースでの彼のテストは本当に素晴らしかった。チーム全員が彼に感銘を受けた。あのイベントの後、我々はどうにかしてミックをプログラムに迎え入れたいと全員が思った。彼が我々を選んでくれたことに大変満足しているし、これから共に仕事ができるのが楽しみだ」

シューマッハーの2026年のチームメイトは、グラハム・レイホール、そして2024年のIndy NXTチャンピオンで今季インディカーのルーキーイヤーを終えたルイ・フォスター。直近のシーズンではそれぞれ選手権19位、23位で終えている。

2026年は17戦、伝統のインディ500も挑戦へ
2026年のインディカーはロード、ストリート、オーバルを組み合わせた全17戦で構成され、シリーズ最大のイベントである「インディアナポリス500」は5月末に開催される。

ミック・シューマッハは3月1日の開幕戦、セントピーターズバーグ市街地コースでインディカーデビューを迎える。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ミック・シューマッハ / インディカー