メルセデスF1、最終日にポジティブな進歩 「求めるバランスに近づいた」
メルセデスF1は、2023年F1バーレーンテストの最終日にW14でポジティブな進歩を遂げ、かなりの走行距離を記録した。午前はジョージ・ラッセルが、午後はルイス・ハミルトンが担当し、2人で148周を走行した。

コースサイドとファクトリーで入念な作業を行った後、最初の走行は前夜に行われた変更を評価することに集中した。ジョージ・ラッセルはC5タイヤを使って1分31秒442のファステストラップを記録し、タイヤのコンパウンドを比較するプログラムに取り組んだ。

続いてC1とC2のコンパウンドを使ったロングランを行い、午後はルイス・ハミルトンがW14のステアリングを握った。

昼食後、C3タイヤでのロングランを開始したルイス・ハミルトンは、午前のジョージ・ラッセルのタイヤコンパウンドを比較とした。このテストでのメルセデスF1の最速ラップタイムは、夜になってからルイス・ハミルトンがC5コンパウンドを装着して出した1分30秒664だった。

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 ジョージ・ラッセル

ジョージ・ラッセル
今日ははるかにポジティブな一日だった。昨日直面した問題に対して一歩前進し、進歩を遂げることができた。テスト期間中にマシンを改良し、今日はW14をより良いウィンドウで走らせることができたと思っている。まだやるべきことはたくさんあるけれど、来週に向けてはもっといい状態に仕上がっている」

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 ルイス・ハミルトン

ルイス・ハミルトン
ここバーレーンでは興味深い数日間だった。多くの発見があり、チーム全体が同じメンタリティで取り組み、ハードに働き、満足することなく、集中力を保っている。まだ自分たちが望むような位置にはいないけれど、ここから始めるにはいいプラットフォームだ。来週はどうなるかわからないけど、ポジティブに考えて、最大限の努力を続けていきたい」

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 W14

アンドリュー・ショブリン
クルマの仕様についていくつかの改良点をみつけ、セットアップの方向性を見定めるために、かなりの作業が夜通し行われた。進歩はあったようだ。両ドライバーとも、今日はさまざまなコンディションでマシンがより良い状態にあると感じており、シングルラップとロングランで彼らが求めるバランスに近づいている。マシンのペースについてはまだ課題があるのは明らかだが、今日はどこに焦点を当てるべきかについて、より一貫性のあるイメージを得ることができた。来週末までの時間を使って、収集したデータを精査し、もう少しラップタイムを引き出せるようにしたい」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ルイス・ハミルトン / F1バーレーンGP / ジョージ・ラッセル