メルセデスF1代表 「現状のパフォーマンスは受け入れられない」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、サウジアラビアグランプリでの期待外れの予選パフォーマンスの後、現時点でのチームのパフォーマンスは「まったく受け入れられない」と語った。

メルセデスF1がポーパシングの問題の答えを探し続けているなか、ルイス・ハミルトンは予選Q1で敗退。純粋なペースでのQ1敗退は2009年以来となり、メルセデスF1のマシンでは初めてとなる。

ジョージ・ラッセルがQ3に進んだものの、ライバルであるレッドブル・レーシングとスクーデリア・フェラーリは一歩先を行っているように見え、メルセデスはまだW13内にあると信じているポテンシャルを活用することができていない。

メルセデスF1の現状について、トト・ヴォルフは、何年にもわたる支配の末、今年厳しい戦いに直面していることに不満はないが、フロントに近づく必要があることは明らかだと語った。

「私は競争が大好きだし、常に競争が大好きだ」とトト・ヴォルフは説明した。

「我々は8年間、常にパックをリードする非常に力強い走りを見せてきたが、常にというわけではなかったし、なんとかリードに築いてきた」

「今回は少し2013年のように少し感じる。レッドブルやフェラーリほどのスピードはなかったが、戦い続けた。それが今の気分だ」

「我々は戦う必要がある。現状のパフォーマンスはまったく受け入れられない。我々は3番手の道を進んでおり、今日のようにそうではないときさえある。現状にとどまっているという選択肢はない」

ルイス・ハミルトンのQ1敗退は、車のセットアップで間違った方向に進んだことによって引き起こされた。

ジョージ・ラッセルのセットアップと根本的な違いはなかったが、フロントエンドにより焦点を合わせるという決定は、リアが緩すぎて自信を持つことができなかった。

「我々は、車のスイートスポットがどこにあるかを見つけるためにセットアップを実験していた。そして、ルイス側は少し大胆にに進めた。その結果、基本的には車のリアエンドがなかった。それはその大きなリードタイムの赤字を説明していり」

ポーパシングは現時点でメルセデスF1の最大の頭痛の種だが、チームはそれが唯一の問題ではないことも知っている。車は太りすぎており、十分にロードラッグのリアウィングがまだ利用できない。

「ルイスとジョージのパフォーマンスの間に大きな変化はなかったが、パフォーマンスに関しては、Q1で敗退した車と堅実にQ3に進出した車くらいの劇的な影響を与えるほどの大きさだった。この車はセットアップがとても難しい」

「我々はよりロードラッグのリアウィングを持ってきて、ガーニーを外した。だが、それでも車からより多くのドラッグを削るには十分ではなかった」

「しかし、全般的にこれは単一の問題ではないと思う。車の中には、機能しないパーツ、理解できていないパーツ、十分なパフォマンスをしてしないパーツがたくさんある。そして、これは我々全員が車に期待している仕上がりではない」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1