メルセデスF1、W13でグラウンドエフェクト特有の“ポーポイズ現象”に苦戦
メルセデスF1は、まだW13で完璧なバランスを見つけることができていない。Sky UKの記者クレイグ・スレイターによると、メルセデス W13は上下揺れと縦揺れの連成運動を生じて止まらなくなる“ポーポイズ現象”に苦しんでいるという。実際、すべての新車はある程度この現象に苦しんでいる。

2022年にF1レギュレーションは完全に変更され、F1チームは完全に新しい空力哲学で新車を開発する必要があった。

これはすべてコンピューターと風洞で行われ、プレシーズンテストが開始したことでコース上でテストされている。

2022年に導入された新世代F1マシンは、グラウンドエフェクト効果が重要な役割を果たし、マシンの下にる空力トンネルを流れる気流によって地面に吸い込まれ、そこで生成されるダウンフォースが50%を占めるようになる。

ただし、グラウンドエフェクトカーに関する1つの問題は、空気がマシンの下に留まらなければならないことだ。昔のF1マシンはサイドスカートと硬いサスペンションで空気を封じ込め、高速域ではダウンフォースによってサイドスカートを引きずって走っていた。

現在ではフロントウィングでそれを調整することが重要となるが、メルセデスは、W13でこれをまだ完全には正しく調整できていない。

「メルセデスは少しポーポイズ現象になりがちだ。フロアとフロントウィングの間で適切な調整をすることで、空気の流れは切り離されなくなる」とクレイグ・スレイターは語った。

メルセデスは、F1バルセロナテスト2日目に新しいフロアを持ち込んでおり、何らかの対策を施している可能性がある。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1マシン