メルセデスF1代表 「ハミルトンのエンジン使用基数制限は頭痛の種」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、チームがF1パワーユニットの年間使用基数制限を活用する方法について“頭痛の種”に直面していることを認める。

ペナルティを受けずに各ドライバーが使用できるF1パワーユニットは3基であり、22戦というレースシーズンは大きな要求を生み出している。数人ノドライバーはすでに4基目のエンジンを投入。

そのうちの3人(マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、ニコラス・ラティフィ)は、第15戦となったF1ロシアGPでそれを行った。

メルセデスはF1ロシアGPでバルテリ・ボッタスに5基目のエンジンを投入。2戦連続でのエンジン交換となったことから、グリッド後方からフィールドを通過しなければらないマックス・フェルスタッペンの進歩を阻止しようとしたとの憶測が飛び交った。

しかし、前回のF1イタリアGPでしか搭載されていなかったバルテリ・ボッタスの4基目のパワーユニットに問題があったようだ。

このような問題は、ルイス・ハミルトンのエンジンプールとのバランスを取る必要があるメルセデスにとって課題の難しさをさらに悪化させている。

タイトルのライバルであるマックス・フェルスタッペンと同じように、ルイス・ハミルトンもシーズン終了までに4基目のエンジンが必要となることは間違いないとされ、その場合、グリッド最後尾からレースをスタートしなければならないという恐れがある。

ルイス・ハミルトンはF1ロシアGPに「僕は1基エンジンを失っているし、バルテリは何基も失っている。だから、僕は今搭載している自分のエンジンを労わろうとしている。どれだけアクセルを踏むか、どれだけ回転させるかに運転中は細心の注意を払っているし、実際にラップを最小限に抑えようとしている」

トト・ヴォルフも、2022年にF1エンジンの信頼性の問題を回避することを確実にしながら、チャンピオンシップでレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンに大きなアドバンテージを与えないためにメルセデスは綱渡り状態だと語る。

「現時点、今年だけでなく来年のためにも、エンジンに見つかったすべての問題を解決する必要がある」とトト・ヴォルフは語った。

「パワーユニットの観点から、シーズンをどのように継続するかを検討している段階にある」

「エンジンからより多くのパフォーマンスを得る方法を理解したいが、これは我々にいくつかの頭痛の種を与えている。しかし、現時点では、レースごとに考える必要がある。パフォーマンスと信頼性の適切なバランスを常に見つける必要がある」

「明らかに、リタイアするようなリスクを冒すことはチャンピオンシップにとって絶対に良くないだろうし、我々もライバルも週末をゼロポイントで終える余裕はない」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ルイス・ハミルトン