メルセデスF1、リザーブドライバーをマクラーレンへ貸出
マクラーレンは、今年リザーブドライバーが必要になった場合、メルセデスF1のリザーブドライバーの1人を借りる契約を結んだと RaceFans が報じた。

F1は、2020年の序盤8戦のスケジュールを発表。F1の最高経営責任者であるチェイス・キャリーは、F1ドライバーが新型コロナウイルスに感染してレースに参加できなくなった場合でも、グランプリを中止にすることはないと語っている。

「ドライバーが感染した場合でも、チームにはリザーブドライバーがいる」

この決定により、リザーブドライバーがいないF1チームは、スーパーライセンスを保有しているドライバーと契約する必要に迫られた。

現在、リザーブドライバーがいないマクラーレンは、メルセデスF1からリザーブドライバーを借りる契約を結んだようだ。昨年、マクラーレンはルノーF1と同様の契約を結び、セルゲイ・シロトキンをリザーブドライバーとして待機させていた。

したがって、カルロス・サインツ、もしくはランド・ノリスのいずれかが今年のレースを欠場することになった場合、マクラーレンは元所属ドライバーであるストフェル・バンドーン、もしくはエステバン・グティエレスをレースに出場させることになる。

ストフェル・バンドーンは、2016年から2018年までマクラーレンのF1ドライバーを務めた。だが、バンドーンはメルセデスからフォーミュラEに参戦しているため利用できるグランプリが制限される可能性があり、その場合は以前にハースとザウバーでF1レースをしていたエステバン・グティエレスを起用することになる。

マクラーレンは、2021年からメルセデスのF1エンジンを搭載することが決定している。

リザーブドライバーを共有する契約を結んでいるチームは他にもある。フェラーリは、アルファロメオF1のレースドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィをリザーブドライバーのひとりとして登録しており、セバスチャン・ブエミはレッドブルとアルファタウリの両方のチームのリザーブドライバーの役割を果たしている。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / マクラーレンF1チーム