マクラーレン ホンダF1 F1
マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、たとえロス・ブラウンが今もチームを率いていたとしてもホンダを切るという決断を下していただろうと語る。

長年マクラーレンを率いてきたロン・デニスは、2015年にホンダをF1に復活させた。その後、マクラーレン・ホンダがパフォーマンスの突破口を見つけられなかったにも関わらず、頑なにワークスエンジンの必要性を提唱していた。

しかし、ロン・デニスは2016年末にマクラーレン内の権力争いに敗れてチームを追われ、今年6月に1982年に加入した際に出資した25%の株式を売却し、マクラーレンとの関係を完全に断ち切った。

マクラーレンの残りの株主と新たな経営陣は、2017年シーズン限りでホンダとのパートナーシップを解消し、2018年からルノーのカスタマーパワーユニットの供給を受けることを選んだ。

ザク・ブラウンは、ロン・デニスでも最終的に同じ結論に至ったと信じている。

「彼でもそうしていたと思う」とザク・ブラウンは Sky Sports F1 のインタビューで語った。

「彼はこの会話が進んでいたときにここにいたし、ロンは常にマクラーレンの最善の利益を考えていたと思う。彼はMr.マクラーレンだ。レースに勝てないことで、我々と同じくらい強い感情を抱いていたと思う」

マクラーレンは、9月中旬までホンダとの決別を正式に発表しなかったが、ホンダのF1パワーユニットが期待を下回っているとわかったプレシーズンテスト後の3月から代替オプションを検討し始めていた。

「バルセロナのテストで問題があることはわかっていたし、2018年にはるかに競争力があると確信できるソリューションを見つけるために、6カ月間、本当に懸命に取り組んできた」

「多くのことを試した後、最終的に多くのことなる方法をとっても我々はそこに到達できないと感じた。F1で3年は長い時間だし、我々はチームをトップに返り咲変えるために方向を変える必要があった」

ホンダとの3年間のなかで、コンストラクターズ選手権を8回制した名門マクラーレンは、2シーズンを9位で終えた。

しかし、ザク・ブラウンは、アクラーレンとホンダの間に敵意はないと主張。いつの日か再び手を組む可能性もあると述べた。

「我々はホンダにとても感謝している」とザク・ブラウンは語る。

「彼らは素晴らしい人々のいる素晴らしい会社だ。そのリレーションシップはずっと強いものだったし、今でも強い。我々は再び彼らとレースをすることを除外しない。彼らの活躍を祈っているが、我々は利益のために厳しい決断を下す必要があった」

「リレーションシップは人々が予想するよりもずっと強いものだった。我々は一緒に懸命に仕事をして、一緒に挫折した。だが、我々は怒鳴り合うようなことは決してなかったし、日本でのバーベキューやアブダビでの乾杯で終わりを迎えた」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム