マクラーレン ホンダF1 アメリカグランプリ
マクラーレン・ホンダは、F1アメリカグランプリ初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが7番手タイム、ストフェル・バンドーンが15番手タイムだった。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズで迎えた初日のフリー走行は、午前のセッションは難しいスタートとなったものの、最終的には両ドライバーにとって実りの多い内容となった。午前中のFP1は霧雨の降る曇り空の中行われたため、路面状態を正確に把握し、データ収集を行うことが難しい状況だった。

フェルナンド・アロンソがインスタレーションラップを行ったあとの最初の走行中に、彼のマシンに油圧系の不具合があることが発覚。チームが不具合を調査し、それを解決するまでの間、アロンソのセッションは中止となった。セッション終了まで残り10分の時点でマシンをコースに送り出したものの、チームは不具合が十分に解決できていないと判断。アロンソはインスタレーションラップを4周走行したが、ラップタイムの計測は行わなかった。

チームは、できるだけ多くのデータを収集するために、アロンソのテストプログラムをストフェル・バンドーンのマシンで実施することを選択。バンドーンにとっては、非常に忙しいながらも有益なセッションとなった。バンドーンは、空力のテストや、新しいパーツを使ったセットアップ変更、およびタイヤテストという走行プランを完了。FP1では26周を走行し、5番手でセッションを終了した。

一方、FP2は両ドライバーにとって、さらに実りの多いセッションとなった。ロングランを走行し、ピットストップの練習を何度も行いながら、さまざまなセットアップ変更を実施。アロンソは28周、バンドーンは31周を走行し、それぞれ7番手および15番手のタイムをマークした。

フェルナンド・アロンソ (7番手)

「午前中のFP1では、油圧系の不具合によって十分な走行ができなかった。来年向けのものを含む複数のテストを予定していたので、かなり残念な結果だった。FP2でばん回しようとしたものの、思うように進まなかったので、(次戦の)メキシコで残りのテストを実施することになると思う。マシンはまだかなり実力を秘めているように見える。さらに0.2~0.3秒ぐらい詰めることができると考えているが、それはほかのチームもおそらく同じだと思う。今週末はマックス・フェルスタッペンとニコ・ヒュルケンベルグがグリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているので、もし僕たちが明日の予選でQ3に進出すれば、決勝ではさらに上のポジションからスタートできる。またQ3進出を逃しても、(ほかの選手のペナルティーによって自分たちのグリッドが繰り上がり)新品のタイヤで8番手または9番手からスタートできれば、それも非常にいい状況かもしれない。以前よりもマシンをドライブしていて楽しいという思いを強く感じられるので、今年のマシンでこのコースを走行できることを嬉しく思っている。特に第1セクターの高速コーナーではそれを顕著に感じる。路面の凹凸が昨年よりも多いので、シートベルトをちゃんと締めて、ハンドルをしっかり握りながら走行しているが、楽しいね!」

ストフェル・バンドーン (15番手)

「今日は、全体的にはまずまずの一日だった。今朝は難しいコンディションの中、セッションを開始したものの、最終的にはドライコンディションへと変わった。FP1では新しい空力パーツを試すなど、非常に忙しいセッションとなった。いいパフォーマンスを披露できたと感じているし、このサーキットで走行するのは今回が初めてだったことを考えると、特にそう思う。FP2は、少し難しいセッションとなった。トラフィックに引っかかり、マシンのバランスには100%満足できなかったが、ロングランのペースはまずまずだった。予選用のセットアップよりも、ロングランのペースに対する満足度の方がやや高かった。全体的に、明日改善すべき点はまだたくさん残っている。ただ、自分たちがやるべきことは分かっているので、明日はラップタイムをさらに詰められるよう願っている」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「今朝はウエットとドライが入り混じったコンディションだったため、最初は難しい状況だった。FP1ではフェルナンドのマシンにトラブルが発生し、テストプランを2台のマシンで入れ替える必要があったものの、走行プランを順調に消化することができた。チームのメンバーとドライバーの双方がとてもうまく順応し、両セッションで有益な走行をたくさん実施するために懸命にプッシュしてくれた。今日の走行では、その大半を各種パーツの評価や、レース用の走行プランの実施に費やした。このコースはほかのサーキットよりも我々のマシンに合っているので、日曜日の決勝でいかなるチャンスも最大限に活かすために、出来る限りの準備をしておくことが重要だ。FP1でのストフェルのペースは励みになったし、午後は両ドライバーがロングランで多くのデータを収集してくれた。土曜日を迎えるにあたって、いい状態にあると思う。両ドライバーが満足するようにマシンのセットアップを行うには、まだ多くの仕事が残っている。それでも我々が高い信頼性を維持できれば、今日に続いて明日も実りの多い一日にし、予選では過去最高のポジションを獲得できるようにしたいと思う。ストフェルは決勝で5グリッド降格ペナルティーを受けるが、両マシンの目標はQ3進出だ。明日どのような結果になるのか、楽しみにしている」

長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

「昨日までは快晴が続いていたオースティンですが、今日のアメリカGP初日は不安定な天候から始まり、FP1は小雨によるウエットコンディション混じりでセッションが進みました。そのような状況でも、ストフェルは予定通りにセッションを消化しました。フェルナンドについてはFP1で車体側の問題により長時間ピットに留まるかたちになりましたが、気温が上がりドライコンディションとなった午後のFP2では十分な周回を重ね、データ収集と言う点ではある程度ばん回できたと思います。明日は午前のセッションでもう少しセッティングを煮詰める余地があると思っていますが、午後の予選は2台揃ってQ3に進出し、できる限り上位のグリッドを獲得できればと思っています。なお、ストフェルのパワーユニットについては、今回新しいICEを投入していることにより、決勝は5グリッド降格でのスタートとなってしまいます。ただ、パワーユニットについて、今日は特に大きな問題もなくいい感触を得ていますし、このサーキットでは我々のマシンのパッケージには競争力があると思っています」

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カテゴリー: マクラーレン | ホンダ | F1アメリカGP