マクラーレン ホンダF1 日本グランプリ
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、午前中のFP1ではマシンのバランスに完全には満足していなかったものの、今週末のホームグランプリに向けて着実なスタートを切った。

午後のFP2は、降り続く雨によりコースが水浸しとなったことにより、ウエットコンディションの中でラップタイムの測定を行ったドライバーは、たった5人だった。

FP2では、フェルナンド・アロンソもストフェル・バンドーンもタイム計測を行わなかったものの、明日の予選用のセットアップ変更を確認するため、それぞれ少ない周回を走行した。現状では、明日の予選は今日よりもドライな状況になることが予想されている。

フェルナンド・アロンソ

「今日は予想通り、ドライコンディションでのセッションが1回しかなかったので、FP1ではさまざまなことを試し、できるだけ多くのラップを走行した。FP2では、あまりの雨により、ほとんどなにもできなかった。セッションの最後に雨が止んだので数周走行したが、日曜日の決勝、そしておそらく明日の予選もドライコンディションになるようなので、ウエットコンディションで走行を続ける意味はほとんどなかった。このサーキットでは、第1セクターの高速コーナーでパフォーマンスの良し悪しが分かる。今日はマシンの感触はよかった。第1セクターではかなりのグリップがあるので、いい気分でセッションに臨んでいる」

ストフェル・バンドーン

「今のところ、土日の展開を予想するのは、かなり難しい状況だ。特に、今日は走行時間が非常に制限されたので、なおさらだ。FP1ではトラブルもなく、比較的いつも通りのセッションとなった。ただFP2では、雨の中、インスタレーションラップを1周走行するだけにとどまった。明日は天候がキーとなる。日曜日のレースはドライコンディションが予想されているので、明日の予選は非常に重要だ。気象レーダーを見る限り、明日の天気はまだ少し予測しづらいものの、予選はドライコンディションになる可能性が高いようだ。ここでは、マシンに対していい感触を得ている。鈴鹿の高速サーキットは、マシンの向きが何度も変わるコースだ。特に、今年のマシンはダウンフォースとタイヤの幅が増したので、第1セクターでのパフォーマンスはとてもすばらしく、非常にエキサイティングなドライブとなる。なにが起ころうと、今週末はマシンの実力を最大限に引き出すつもりだ」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「相変わらず、鈴鹿では天候に悩まされている。午後のFP2は激しい雨により、コースが水浸しになった。幸い、我々は様子見のために数周走行し、システムチェックをいくつか実施することができた。ただ、ほかのチームと同様に、明日はまだ多くの仕事が残っている。ドライコンディションとなった今朝のFP1では、両ドライバーはマシンに比較的満足していた。ただ、いくつかの指摘もあったので、それについては、明日の予選までに解決すべく、現在作業中だ。それでも、今日は週末に向けて着実なスタートを切れたと思う」

長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

「楽しみな思いで迎えたホームグランプリ初日ですが、雨のために残念ながらあまり多く走行時間を確保することができませんでした。ここ鈴鹿サーキットは複雑なコースレイアウトのために、マシンのセッティングが特に重要になるサーキットです。このあと、マクラーレンと一緒に今日の走行で得られたデータの分析を行い、明日に向けた準備を進めます。このような雨の中でも、たくさんのファンがサーキットを訪れ、とても温かい声援を送ってくれていることをとても心強く感じています。その声に答えるためにも、明日以降、良い走りをお見せできればと思っています」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1日本GP