アロンソ F1新人ボルトレトを絶賛「彼がイギリス人なら一面を飾っている」

ボルトレトはこの4戦で3度目の入賞を果たし、夏休み前に好調ぶりを維持した。
今回のハンガロリンクでは6位に入り、これは2025年シーズンにおけるザウバーのベストリザルトとしては2番目に良い結果となった。
ただしボルトレトは、開幕からザウバーが低迷していた影響もあり、これまであまり注目を集めてこなかった。
今季のF1で脚光を浴びていた新人たちは、アントネッリ、ベアマン、ローソンだった。
アントネッリとローソンは開幕からトップチームでドライブし、ベアマンは2024年のリザーブとしての目覚ましい活躍で大きな期待を背負っていた。
だが、ボルトレトこそが今季の「真の新人王」と評しても差し支えないだろう。
彼は予選でもベテランのチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグを上回っており、決勝でも着実に成長を見せている。
ハンガリーGP後、アロンソはボルトレトを「この世代で最高のルーキー」と称賛した。
スペインの『DAZN』に対してアロンソは次のように語っている。
「彼はこの世代で最高のルーキーだよ。もし彼がイギリス人だったりしたら、ザウバーで6位に入ったとなれば、すべての新聞の一面を飾っているはずだ」
アロンソのこの発言は、驚くべきことではない。
というのも、ボルトレトはアロンソが運営するマネジメント会社「A14マネジメント」の所属ドライバーであり、彼らの関係は非常に親密だ。

アロンソにとっても充実の週末に
アロンソ自身も、ハンガリーでは見事な週末を過ごした。
2度のF1ワールドチャンピオンである彼は、予選5番手、決勝でも5位という結果を残した。
ハンガリーGPは、今季のアストンマーティンにとって間違いなく最良のレースだった。アロンソとチームメイトのランス・ストロールは、ポールポジションからわずか0.1秒差という好タイムを記録していた。
アロンソはこのパフォーマンス向上に驚きを隠さなかった。
「間違いなく驚きだよ。嬉しい驚きだね」とアロンソは日曜のブダペストでレース後に記者団に語った。
「良かったのは、僕たちが競争力を持ち、速かったということだ。ただ、気がかりなのは、なぜそうなったのかが分かっていないこと。だから、今週はファクトリーでの解析が必要だ。スパとハンガリーの違いは何だったのか、クルマやセッティング、使っていた空力デバイスの違いは何だったのかを調べる必要がある」
「今週末の主なアップデートはフロントウイングだった。それがこれだけのパフォーマンスをもたらしたのなら、すごく良いニュースだけど、今はそれを正確に理解する必要がある」
カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ガブリエル・ボルトレト